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国内レース他ニュース

投稿日: 2009.03.18 00:00
更新日: 2018.02.15 12:27

【戸田レーシング】2009年ドライバーにコッツォリーノ、監督に加藤寛規を招聘


 全日本F3選手権のシリーズ発足以来、エンジンチューナーとして、あるいはエントラントとしての参戦を続ける戸田レーシング。その戸田レーシングは今季、再び若い才能を世界に送り出すべく新たに強力な体制を組み、2009年の全日本F3選手権シリーズを迎えようとしている。

 エントラント代表は昨年同様戸田幸男氏が務めるが、同氏は監督職を退くこととなり、新たに今季からチーム監督として加藤寛規氏を招聘することとなった。今季もGT300クラスに参戦するなど現役トップドライバーでもある加藤新監督は、98年に戸田レーシングから全日本F3選手権に参戦し筑波大会で優勝を飾るなどシリーズランキング2位を獲得。さらに同年、同チームとともに挑んだマカオGPでは近年の日本勢躍進の礎となるセッショントップタイムを奪うなど、F3参戦時に戸田レーシングとともに輝かしい経歴を残しており、今回の監督就任によって約10年ぶりに戸田レーシングとのコラボレーションを組むこととなった。また、加藤監督をサポートする監督補佐として戸田憲吾氏も加わり、ともに強力なバックアップ体制の一翼を担う形となる。

 このように一新されたチーム体制の支援を受け、今シーズンのドライバーとして起用されることとなったのは、ケイ・コッツォリーノ。昨年全日本F3選手権にデビュー、いきなり開幕戦で3位表彰台に立つなど表彰台を4度獲得、ランキング6位を得たコッツォリーノは、昨年のマカオGPでも終盤まで表彰台に手が届く位置で強豪相手に争うなどしており、戸田レーシング伝統のゼッケン2を背負ったコッツォリーノが、「TODA FIGHTEX」との車名を授けられたダラ-ラF308+MF204Cエンジンというパッケージをどう操るか、今季の全日本F3選手権での戦いに注目したい。

【エントラント代表者】戸田幸男
「早いもので弊社はF3に携り30年の年月が経ちました。大変貴重で大いに意味のあったこの経験を次の世代に伝える為、ここで世代交代を致します。弊社の基本理念である『エンジン・ものづくり』を忘れず、それらを生かしたレース参戦、及び若手エンジニア育成もさらに進め、その状況下でもドライバーにドライビングだけでなく車のセットアップなど的確に指導・アドバイス出来る適任者と考え、加藤寛規監督にお願い致しました」

【チーム監督】加藤寛規
「この度、戸田幸男代表より、監督就任の依頼がありました。僕自身まだまだ現役のつもりですが、今回走る側から走らせる側という新しいチャレンジは大変だとは思いますが、戸田レーシングのエンジンと総合力、また私の経験を生かして強くて、素晴しいチームが出来ればと考えています」

【ドライバー】ケイ コッツォリーノ
「2009年全日本F3選手権シリーズにTODA RACINGより参戦する事が出来て光栄に思います。TODA RACINGで走れる事を嬉しく思いますし、僕を選んでくれて感謝の気持ちでいっぱいです。F3参戦2年目となる今年は、昨年のリベンジの為にもシリーズチャンピオンを狙うのが第一目標です。今年1年間、チームとのコミュニケーションをしっかりとって強い信頼関係を作り、車のハード面も沢山学びたいと思います。ドライビングスタイルも幅広くチャレンジしてみて、毎戦のレースをクール&コンスタントに戦いたいと思います。応援よろしくお願い致します」


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