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投稿日: 2009.08.07 00:00
更新日: 2018.02.15 14:31

【JF3A】F3もてぎ:Cクラスはコッツォリーノ、Nクラスでは関口雄飛がトップタイムをマーク


 8月7〜8日、全日本F3選手権第11/12戦を目前に控えたツインリンクもてぎで、恒例の金曜練習走行が行われ、Cクラスでは戸田レーシングのケイ・コッツォリーノが、Nクラスではエイムスポーツの関口雄飛が、それぞれトップタイムをマークした。

 今大会からコントロールタイヤのスペックが新たなものとなり、その走行初日となったこの日。午前11時からのセッションは、気温30℃、路面温度38℃というコンディションでスタート。“Bスペック”と呼ばれる、これまでよりもハードなコンパウンドを持つ新しいスペックのタイヤでの走り始めとなったことから、赤旗中断こそ1度あったものの、各陣営ともにこれまでの“Aスペック”との比較や、セットアップの確認など精力的にメニューをこなしていくことに。

 そんな中Cクラスでは、セッション序盤は井口卓人、国本雄資のトムス勢が好調な滑り出しを見せたが、セッション半ばにコッツォリーノが1分47秒385でトップに躍り出ると、最後まで逆転を許さず午前のトップを奪う。2位に井口、3位にマーカス・エリクソン、4位にスリーボンドの安田裕信、5位にル・ボーセの嵯峨宏紀という結果に。

 午前のNクラスは、セッション序盤にHFDP RACINGの山本尚貴がトップに立つも、これを関口が逆転。1分49秒407をマークすると、そのままセッショントップに。最終的にはACHIEVEMENT by KCMGのアレキサンドレ・インペラトーリ、HFDP RACINGの小林崇志が続く。

 午後2時15分から始まった2回目のセッションでは、気温30℃、路面温度32℃とどんよりとした曇り空の下スタート。しかし、開始12分のところでグラベルにストップした車両があったことから、セッションはいったん赤旗に。ところが、この中断の間に最終コーナー方向から急に雨が降りだしてしまい、瞬く間にコース終盤の路面はウエットに。この中断は約10分で再開されたものの、そのアウトラップにクラッシュしたマシンがあったことから、セッションは再び中断。以降は各マシンともにウエットでの走行となったため、Cクラスで安田、Nクラスで山本の2台以外は午前のタイムがベストという状況で走行は終了、Cクラスではコッツォリーノ、Nクラスでは関口が総合トップとなった。

「午後が雨となり、Bスペックでの走り込みやセットの確認は充分にはできていないが、フィーリングはまずまず。Bスペックはかなりコンパウンドが硬くなったイメージで、それにつれてグリップレベルも下がったような印象だが、ドライバーの腕がよりクローズアップされるのでは」とコッツォリーノ。一方関口は「実はトップタイムとなったのは、Aスペックのユーズド。Bスペックでは、まだまだセットアップなどがまとまらず、結果としてAスペックのタイムを上回れなかったが、調子は良いので予選は3番手までには入れるはず」とコメントしている。

 午後のセッションが雨となったことで、各陣営ともにBスペックでのデータ収集は足りておらず、明日からの予選、決勝は興味深い展開となりそうだ。


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