【JF3A】F3SUGO予選：国本「イメージしていたとおりの走りができた」

JF3A Inside Report
Round 15/16 ― 01

全日本F3選手権 第15/16戦 予選上位ドライバーコメント

◎　Cクラス　◎
■:国本　雄資　　　　　　　　　　　　　　　　 　 第15戦予選:PP　第16戦予選:3位
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No37/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「1回目は昨日の走行を終えてイメージしていたとおりの走りができましたし、クルマのバランスも結構良かったのですが、僅かに高速コーナーでアンダーステアがあったので、2回目に向けてフロントのセットアップを少し変えたことで、逆にオーバーステアが出てしまって……。それで2回目は思ったような走りができないまま終わってしまった感じです。ただ、予選1回目の赤旗の前に、自分なりにまずまずのアタックができていたので、僕にとっては悪影響はなかったですし、逆にラッキーだったのかもしれませんね。ポールポジションが獲れたわけですから。しかし、タイトル争いを考えると、今日のレースはきっちり優勝して、明日は3番手スタートですが、行けるところまで行って、なんとか逆転でチャンピオンを獲りたいですね。こればかりは何が起こるか分かりませんから」

■:マーカス・エリクソン　　　　　　　　　　 　 第15戦予選:2位　第16戦予選:PP
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No1/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「今週末、自分自身のドライビングを考えても乗れていると思うし、マシンも良かった。チームは今週もすごく良い仕事をしてくれていると思う。全体的にまずまずの予選だったんじゃないかな。ただ、予選1回目に関しては、赤旗によって僕の一番のラップが刻めなかったことが残念だった。タイヤの一番美味しいところだったし、あそこまでコース前半でコンマ3秒ほどそれまでのベストを上回っていたから、たぶん2戦ともにポールポジションが獲れていたんじゃないかと思うんだ。ただ、こういう運・不運は誰にでも起こり得ることだし、予選2回目でポールを獲ったことで速さも証明できたし、2戦ともにフロントロウからスタートできることには満足だ。まだタイトルは決まっていないし、今はとにかく良いレースをしたい、それだけだね」

■:井口　卓人　　　　　　　　　　　　　　　　 　 第15戦予選:3位　第16戦予選:2位
（PETRONAS TEAM TOM'S/Car.No36/PETRONAS TOM'S F308/トヨタトムス）
「思いのほか予選1回目にチームメイトと大きなタイム差がついてしまって、ドライビングの面でもちょっと問題があったので、予選2回目に向けては少し自分自身、気合を入れなおして臨みました。少し路面がダスティでトラクションが良くなかったので、そのあたりについてはクルマのほうも少し修正してもらったのですが、その結果、ポールポジションには届きませんでしたが、フロントロウということで、後はもうスタート勝負だと思っています。2戦とも、斜め前にエリクソン選手がいるので、充分チャンスがあるなと感じています。予選1回目の赤旗に関しては、それまでにかなりタイヤを使っていたので、たぶん赤旗がなくてもタイム更新はできていなかったんじゃないかと。現状6ポイント差ですが、ここまで結構努力して来たと思うので、予選位置もこれできまりましたし、あとはもう前でゴールした方がチャンピオンになるという感じでしょうね」　

■:安田　裕信　　　　　　　　 　　 第15戦予選:5位　第16戦予選:4位
（ThreeBond Racing/Car.No12/ThreeBond/ニッサンスリーボンド）
「昨日の午後の走行でクラッシュしてしまって、体は平気でしたが、クルマを大破させてしまって。その影響を心配していたのですが、やはり今日走り出してみたら、クルマのバランスが一気に変わってしまっていて。昨日ニュータイヤを履いて、きちんとアタックできないままクラッシュしてしまったので、そのアタック用にセットを変えた部分に加え、マシンを修復したことによる影響とで、バランスを崩してしまったような感じです。それで、予選2回目に向けては急いでセットアップを修正してもらい、第16戦予選では3番手とほぼ同タイムでの4番手になれたので、昨日アタックしていない割には良かったかなと。クラッシュしてしまったことは自分の責任ですし、それによって少し流れを自分で壊してしまったのですが、なんとか第16戦予選ではリカバーできたと思うので、なんとか決勝ではきっちりスタートを決めて、予選よりも前の順位でフィニッシュできるよう頑張ります」

■:ケイ・コッツォリーノ　　　　　　　　　　第15戦予選:4位　第16戦予選:出走せず
（TODA RACING/Car.No2/TODA FIGHTEX/無限戸田）
「昨日は持ち込みの状態があまり良くなくて苦戦してしまい、タイムも出なかったのですが、昨日の走行の中で得られたいくつかのポイントの中から、チームが冷静に大きな原因を見つけてくれたことで、今日の予選では大きくマシンが変わり、走り出してみたら凄く決まっていました。ただ、昨日から大きくクルマのバランスが変わったことと路面の状況が変わったことで、自分のドライビングがそこにうまく対応しきれなかったというか、飛び出してしまって……。3周目に1分15秒0まで行けたので、間違いなく14秒台には入っていたのですが、SPアウトコーナーの立ち上がりでスピンしてクラッシュしてしまいました。マシンの修復はチームが全力を尽くしてくれていますが、僕も左手を痛めてしまって。下見走行で様子を見てから決勝が走れるかどうかを判断することになると思います」

◎　Nクラス　◎
■:佐藤　公哉　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第15戦予選:PP　第16戦予選:5位
（TEAM NOVA/Car.No23/NDDP EBBRO）
「第15戦予選はフィーリングも良かったですし、予定どおりポールポジションが獲れました。2番手とのタイム差も少しつけていますし、内容的にも良かったんですが、第16戦予選に関してはフィーリングが悪く、ちょっと原因が不明で今調査中です。2周目にベストが出た後、なぜか凄くバランスが悪くなってしまって……。本当に“あれ～っ?"という感じでしたが、第15戦でポールポジションが獲れているので、今日はきっちりとやるべきことをやって、明日の第16戦についてはまた考えて、今年を締めくくれるように頑張ります」

■:山本　尚貴　　　　　 　　 　 第15戦予選:2位　第16戦予選:PP
（HFDP RACING/Car.No7/HFDP RACING）
「昨日は自分でも行き切れていなくて思いのほかタイムが上がらなかった上に、さらに午後にいろいろ試そうと思ったものの、エンジントラブルであまり走れず、予選に向けては正直不安もあったのですが、チームがきちんとマシンを修復してくれたおかげで、予選を走りだしてみたら、マシンが凄く良くなっていて、安心してアタックすることができました。その結果、第15戦予選では2番手だったものの、第16戦予選に向けてはセットアップもさらに調整してもらったら、さらにクルマが良くなっていて。最終戦の予選をポールポジションで終われたことで、チームにはとても感謝しています。昨日の午後走ったチームメイトの小林選手のデータも使わせていただきましたし、田中弘監督もいろいろ考えていただいて……。もうあとは決勝で諦めることなく、最後まで走りきれば、絶対に優勝で今シーズンを締めくくれると思います」

■:小林　崇志　　　　　　　　　　　　　　　　　　 第15戦予選:3位　第16戦予選:2位
（HFDP RACING/Car.No8/HFDP RACING）
「クルマは良かったのですが、第15戦予選も第16戦予選も、ちょっとだけ詰め切れなかったという感じですね。第15戦予選では赤旗が出た周に、コース前半で自己ベストが出ていたタイミングで不運でしたし、第16戦予選でもベストが出ている周に遅いクルマにつかまってしまって本来のベストタイムが出せなくて。特に第16戦予選ではコンマ3秒ほど詰めてきていた状況で引っ掛かってしまったので、うまく行けばポールポジションに届いていたんじゃないかと。そういう意味で悔しい予選になってしまった感じですが、最終ラウンドですし、きちんと落ち着いて走っていれば結果は出ると思いますから、しっかりレースしたいと思います」

■:アレキサンドレ・インペラトーリ　　 　 第15戦予選:4位　第16戦予選:3位
（ACHIEVEMENT by KCMG/Car.No20/ACHIEVEMENT by KCMG）
「昨日からセットアップを変更して、今日の予選に臨んだんだけれど、その方向性は良かったと思うけれど、一番良いラップを赤旗で失ってしまったんだ。そのラップではセクター1でコンマ2秒は速かったので、ポールポジションは無理としてももう少し上のグリッドに届いたはずだ。第16戦予選に向けて、さらにインターバルにセットアップを微調整したが、それも良い方向に進んだと思う。ただ、第16戦予選でもトラフィックに引っ掛かってしまってね。うまく行けばポールポジションが獲れたんじゃないかとは思うけれど、とにかく決勝では良いスタートを決めて、良いレースをしたいね」