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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2014.12.17 00:00
更新日: 2018.02.17 04:56

カピート、2015年からのWRC新出走順規則に疑問


 フォルクスワーゲンのチーム代表であるヨースト・カピートは、セバスチャン・ローブのようにWRC世界ラリー選手権にスポット参戦するドライバーが2015年より採用される新しい出走順規則から利益を得て勝利した場合、WRC全体の価値が下がってしまうのではないかという危惧を語った。

 WRCでは2015年シーズンから新たな出走順規則が採用され、従来のデイ1だけでなくデイ2も選手権ランキングに基づいた出走順となる。多くのラリーの場合、出走順が遅いほど路面状況が良くなるため、ポイントリーダーはリバースオーダーでの出走となるデイ3以外、最もコンディションの悪い状態のなか走りださなければならない。

 シトロエンは、2015年WRC開幕戦ラリー・モンテカルロにローブがスポット参戦すると発表しており、あくまで1戦限りの参戦だとしているが、カピートはローブがより多くのラリーに出場し、出走順規則のアドバンテージを活かすことでタイトル争いをかきまわすのではないかと懸念している。

 カピートは「メキシコのようなグラベルでの大会では、最初に走るドライバーが勝つことは不可能だ」と語った。

「このようなイベントで、もしあるチームがローブのような別のドライバーを連れてきたら、そのドライバーが勝つだろう。とても単純なことだ。我々はローブがモンテカルロに出場することは聞いている。しかし彼はもっと多くのラリーに出場してくるだろう」

「ローブが3つか4つのラウンドに参加して、シトロエンのために大量のポイントを獲得してくると確信している」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています