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F1ニュース

投稿日: 2015.10.30 00:00
更新日: 2018.02.17 11:16

バトンが新PU初搭載。戦略的交換で2台が大量降格へ


 メキシコGPでマクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンとフェルナンド・アロンソは共にパワーユニットの交換を行い、大量のグリッド降格を受ける見込みであることが分かった。

 アメリカGPでホンダの最新仕様“フェーズ4”のパワーユニットがアロンソのマシンに搭載され、初めて週末を通して使用された。しかし決勝中にインジェクターに問題が発生、アロンソは入賞のチャンスを逃した。

 マクラーレンは、このトラブルの原因を詳しく調査した後に、バトンのマシンに新パワーユニットを搭載するかどうかを決定すると述べていた。

 その後、ホンダは問題を解決し再発の恐れはないと確信、メキシコでバトン車にも初めて新仕様のパワーユニットが搭載されることになった。

 また、エルマノス・ロドリゲス・サーキットはMP4-30・ホンダが得意とするタイプのコースではないため、チームは戦略的交換を行って、フレッシュなエンジンをプールすることを決めている。

 メキシコGP前の木曜時点の情報では、金曜のフリー走行1回目の前にバトン車に新しいエンジン、ターボチャージャー、MGU-HおよびMGU-Kを搭載する予定だ。さらにFP2の前に、残りレースのためにフレッシュなエンジンをプールするため、再度同様の交換を行う計画であり、これによりバトンは合計50グリッド降格のペナルティを受けるものと考えられる。しかしFox Sportsの報道では、マクラーレン関係者はバトンの降格は60グリッドにおよぶかもしれないと話している。

 一方、ホンダはアロンソのICEも交換する考えで、これによりアロンソは10グリッド降格される。さらにギヤボックス交換も検討されており、これを実行する場合にはさらに5グリッドの降格を受ける。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています