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F1ニュース

投稿日: 2010.06.29 00:00
更新日: 2018.02.15 20:50

モンテゼモロ「F1の信用に傷をつける出来事」


 フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、ヨーロッパGPでセーフティカーを抜くという規則違反を犯したルイス・ハミルトンに対するペナルティが、そのタイミングの遅れから何の効果ももたらさなかったことは危険な前例になったと述べた。

 ペナルティがなかなか決定されなかったために、ハミルトンはドライブスルーペナルティを受ける前に十分なギャップを築くことができ、そのまま2位のポジションを守った。一方レギュレーションに従ってセーフティカーの後ろで低速走行したフェラーリのフェルナンド・アロンソとフェリペ・マッサは大きく後退し、結局8位と11位に終わっている。

「昨日のレース結果は間違っている」というコメントをディ・モンテゼモロは発表した。
「フェラーリはヨーロッパGPで競争力があるところを見せつけていたにもかかわらず、規則を非常に重く尊重したがためにつけを払わされた」
「一方で、規則に従わなかった者にレースオフィシャルはペナルティを与えはしたものの、それによって彼らが被ったダメージは、規則を順守した者たちが被ったダメージよりも軽かった」
「これは非常に重大かつ受け入れがたい出来事であり、危険な前例を作り、F1の信用に影を落とすものである」
「我々はFIAがこの一件を深く分析し、それによって必要な決定を下すものと確信している。フェラーリはこれを関心を持って見守っていく」