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投稿日: 2016.02.29 00:00
更新日: 2018.02.23 17:26

琢磨、合同テストで新エアロの理解を深める


 2016年シーズンのインディカー・シリーズは、開幕直前の公開テストをアリゾナ州フェニックス郊外にある全長1マイルのオーバルコース、フェニックス・インターナショナル・レースウェイで行った。佐藤琢磨は今年でインディカー参戦7シーズン目を迎えるが、フェニックスで走るのは今回が初めて。インディカーが最後にここでレースを行ったのは2005年と、もう11年も前のことだ。

 今回のテストは、シボレー、ホンダの両陣営がストリート/ショートオーバル用エアロキットの2016年バージョンを初めてお披露目する場でもあった。また、エンジンも2016年シーズンに向けては開発可能なエリアが広げられたため、より大きなパワーが引き出されている。昨年までとは大きく異なるマシンを使い、走ったことのないコースでテストをする。それが多くのドライバーたちの置かれていた状況だった。マシンだけでなく、コースの特性や特徴といったものまで素早く掴み取る力が試されたのだ。

 琢磨が走るのは、今年もAJフォイト・レーシングだ。エンジン及びエアロキットは、もちろんホンダである。驚くべきことに、琢磨のフォイトでの活動は今年で4年目になる。チームと彼はとても強い信頼関係で結ばれているということだ。

 フォイト・チームは昨年から2台体制へと拡大し、若いイギリス人ドライバーのジャック・ホークスワースに41号車を委ねた。そのホークスワースも今シーズンに向けて残留させた彼らは、2年続けて同じドライバー・コンビネーションでフルシーズンを戦うのである。その上で、チームのエンジニアリング部門は強化がされた。

 テスト初日の最初のセッション、琢磨は20秒3268のベストで21台がエントリーした中で16番手につけた。夕方から行われた2セッション目ではタイムが20秒0000まで縮まり、順位はひとつだけだが上の15番手だった。

 2日目、琢磨は正午からのセッションで19秒7689まで自己ベストを縮めて見せた。ところが、ライバル勢の進歩の方が大きく、順位は17番手へと後退。


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