レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

F1ニュース

投稿日: 2015.03.30 00:00
更新日: 2018.02.17 06:58

F速分析:ハミルトンのSC時のピットはミスなのか?


 フェラーリがF1で勝利するのは、2013年のスペインGP以来、実に2年ぶりのこととなります。昨年は1993年以来となる未勝利シーズンを送ることになってしまったスクーデリア。暗黒時代の到来かと思われましたが、わずか1年で、息を吹き返してきました。

 そのフェラーリ+セバスチャン・ベッテルのマレーシアGPは、完勝とも言える内容でした。昨年最強を誇り、開幕戦を圧勝したメルセデスAMG相手に、真っ向勝負を挑み、そして先着したのですから。しかも検証してみると、今回メルセデスAMGは、自力ではどうやってもフェラーリには勝てなかっただろうと思われるのです。

 そもそも、開幕戦でもフェラーリが速い兆候はありました。オーストラリアGPを4番手からスタートしたベッテルは、ウイリアムズのフェリペ・マッサに前を抑えられたことでペースを上げられず、メルセデスAMGのふたりを追い切れませんでした。もし、ウイリアムズを早期に攻略できていたとしたら、実は開幕戦もメルセデスAMGが圧勝することはなかったのではないかとも思われます。