いよいよ開幕戦を迎えるスーパーGT。今年サーキットに初登場するレースクイーンが受けるレースクイーン新人研修にオートスポーツwebナビゲーターを務める森園れんさんが潜入した。
国内いちばん人気のカテゴリーであるスーパーGTには毎シーズン150人を超えるレースクイーンが登場する。その中でサーキット初登場となるレースクイーンは平均3～4割くらいだ。
人気レースクイーンが多く所属するレースクイーン事務所のイースマイルでは、スーパーGTでレースクイーンデビューを迎える所属の女の子向けに毎年レースクイーン新人研修を実施している。
オートスポーツwebナビゲーターを務める森園れんさんもイースマイルに所属しており、今回はイースマイルの新人レースクイーンとともにその新人研修を受講してもらった。
今年の新人研修を受けたのは、昨年レースクイーンデビューし今年からイースマイル所属となった廣川エレナさん（2018サードイメージガール）とスーパーGTで初めてレースクイーンを務める小川舞さん（JLOCレースクイーン）、ステファン唯さん（マツモトキヨシレースクイーン）、仁科ライラさん（apr HYBRID Victoria）、宮本りおさん（2018D’stationフレッシュエンジェルズ）の5名だ。
同期同士のかんたんな挨拶を終えると、まずはスーパーGTについて学んでいく。
教科書となるのは毎年サーキットで配られている「スーパーGTファンブック」だ。どんなレースカテゴリーなのかを学び、参戦している車種やタイヤ、そのほかルールなど基本となる部分を覚えていく。
講師を務める元レースクイーンでレースクイーンのスーパーバイザーも務める南香織氏からは、「詳しくなくてもいいけど、レースを知らないレースクイーンはカッコ悪いレースクイーン」という名言も飛び出した。
レースの基本の部分を少しでも知っていれば、サーキットでよりレースを好きになってもらいやすく、チームの魅力を伝えやすくなるはずだ。
続いてレースクイーンの基本情報を学ぶ。レースクイーンという存在や立ち位置などを説明し、メディア取材対応やSNSの利用、そして挨拶やサーキットでの過ごし方、振舞い方など細かい注意事項に関しても新人レースクイーンたちに伝えられ、チーム名やドライバー名などをしっかり覚えているかのチェックも行われた。
基本的なレースウイークの流れの説明が終わると実践編へと移る。まずは傘の差し方からスタート。ポージングの仕方、レースクイーンの立ち位置なども実践しながら学んでいく。
そして最後はスポンサーステージでのレッスンを行う。毎戦イベント広場などのスーパーGTオフィシャルステージで行われているスポンサーステージ。スポンサーやチームをPRするレースクイーンにとって大事な仕事となる。
実際に原稿を読み、声の出し方などを学んだ新人レースクイーンたちは、最後に今シーズンの目標を語って新人研修は終了となった。
イースマイルに所属した際、この新人研修を受けた森園さん。今回は先輩として新人たちにアドバイスをしながらひさびさの新人研修を楽しんでいた。
「今回取材させてもらったのは、イースマイル所属の新人ちゃんをターゲットにしたレースクイーン研修です。みんな一生懸命に受講していて、GT300と500の違いやレースクイーンの仕事内容などを勉強していました」
「私も2014年に同じ研修を受けてレースクイーンのお仕事をさせていただいていましたが、あの時はGT300とGT500の違いやタイヤのメーカーなど、あんまりよくわかってなかったので研修で開幕前に学ぶことができて本当にありがたかったのを覚えています」
「今回、取材にいかせてもらえて、初心に戻って改めて大事なことを学べて、私も勉強になりました。今年の新人ちゃんは研修でも一生懸命勉強してて、レースクイーンのお仕事に精一杯取り組もうって気持ちがすごい伝わってきました。そしてさらに、もう日本レースクイーン大賞新人賞へのやる気を見せていて、びっくり！ まだ開幕前なのに偉いですね」
「これからレースクイーンデビューしていくと、楽しいこともあるし、辛いこと、いろんなことがあるけど、同期の子や、チームメイトの子と励まし合って乗り越えていって欲しいなと思いました。みんなのデビューと成長を楽しみにしててくださいね」
