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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2024.02.18 09:57
更新日: 2024.02.18 11:44

勝つために攻めた勝田貴元「さらにタイムを稼ぐつもりだった」。最終日のポイント目指し再出走へ

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ラリー/WRC | 勝つために攻めた勝田貴元「さらにタイムを稼ぐつもりだった」。最終日のポイント目指し再出走へ

 2月17日(土)、2024年WRC世界ラリー選手権の第2戦『ラリー・スウェーデン』の競技3日目デイ3が、スウェーデン北部ウメオのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3番手に順位を上げた。

 また、デイ2で3.2秒差の総合2番手につけていた勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)はデイリタイアとなり、前日のデイリタイアから再出走したカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(69号車)は、総合51番手につけている。

 ラリー・スウェーデンのデイ3は、サービスパークの西側から北側にかけてのエリアにて、7本合計125.96kmのスペシャルステージ(SS)が行なわれた。

 午前中から爽やかな青空が広がり、太陽が力強く雪面を照らすなど好天に恵まれたデイ3の開幕ステージ。総合首位のヒョンデ・シェル・モービスWRT、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)を追う勝田は、トップに返り咲くべくオープニングステージからハードにプッシュをかけた。

2024WRC第2戦スウェーデン SS9ではラッピを上回る走りを見せた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)
2024WRC第2戦スウェーデン SS9ではラッピを上回る走りを見せた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)

 ラッピとの差を0.9秒まで縮める走りを見せ、続くSS10でも勝田はアタックを続けたが、長い右コーナーでクルマの姿勢を乱し雪壁に激突。スタックしたトヨタGRヤリス・ラリー1は再スタートすることができず、残念ながらデイリタイアとなった。

 志半ば、ラリー・スウェーデンの優勝争い戦線を降りることとなった勝田は、「最初のステージはとてもうまく行き、トップとの差を縮めることができたので、そのまま攻め続けてさらにタイムを稼ぐつもりでした」と、SS10でのスタックを振り返っている。

 なお勝田は、2024年シーズンから新たに導入されたポイントシステムによって、得ることができるようになった日曜日のみの総合順位によるポイント獲得を目指し、明日に再出走する予定とのことだ。

2024WRC第2戦スウェーデン 勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)
2024WRC第2戦スウェーデン 勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)

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