ダカールラリーにはこれまで、ミツビシや日野、トヨタ、ヤマハ、ホンダなど数多くの日本メーカーが参戦しているほか、日本人ドライバー/ライダーも数多く挑戦。多くの栄光を手にしており、日本との関係性も深い。
イベントでは、そんな繋がりを象徴するドライバーやライダーが登場。トークショーを行った。
登壇したのは1982年の第4回大会に日本人として初めて2輪部門へ参戦した風間深志と、1983年から連続で出場を続けている日野チーム・スガワラの菅原義正、照仁親子。また、風間の息子で今年初のダカール挑戦を果たした晋之介もビデオ通話でトークショーに加わった。
2009年にダカールラリーが南米開催となってから、今年初めて現地を訪れたという風間深志は「サハラ砂漠からアンデス山脈へ場所を移してもダカールなのか? と思って、今年現場に足を運びました。砂漠を走るラリーから山岳を走るラリーになりましたけど、変わらず”ダカールラリー”でした」と印象を語った。
「このレースでは1位の人も100位の人も等分の苦労をしている。遅い人は遅い人なりの苦労を、速い人は速い人ならではの苦労を背負って戦っています」
「各国の予選を勝ち抜き、それぞれが夢を持ってダカールに臨んでいて、そこから生まれるドラマがある。これはオフロード最高峰のレースであるダカールラリーにふさわしいものですよ」
また、2018年大会への出場で、連続参戦回数を35回まで伸ばすことになる菅原義正は「いつも上手くいかない。この次(翌年の大会)は上手くいくだろうと思って行くんだけど、やっぱり上手くいかない。そのくらい終わりがない戦いなんだよね」とダカールラリーの魅力を語った。
2018年のダカールラリーは1月6日にスタート。20日にラパスでフィニッシュを迎える。