「WRカーで(ラリーに)出場するために6カ月間用意をしてきたから、準備は万端だよ」
「しかし、週末に向けては、さらにスピードを上げていく必要がある。明日からのグラベルステージは、2回目の走行時に道が荒れて難しくなると思うけど、ステップ・バイ・ステップで物事を進めていくつもりだ」と明日以降のステージに向けて意気込んだ。
チーフエンジニアのトム・フォウラーは「ラリー・ポルトガルは、前戦ラリー・アルゼンティーナと類似点があるので、同じようなセットアップで臨んだ」と語る。
「今回、3台のヤリスWRCは、ほぼ同じセットアップとなっている。しかし、将来的にはエサペッカ(・ラッピ)のクルマは他と違う仕様を試し、開発に役立たせることも検討しているんだ」
「ラリー・ポルトガルを前に実施したテストでは、サスペンションの開発にかなりの時間をかけ、また一歩前に進むことができた。週末のタイムにその成果が反映されることを願っているよ」
競技2日目となる5月19日(金)は、サービスパークの北~北東エリアでSS2~9の8SSが実施される。このうち、SS2~7は砂地と岩盤が露出するグラベル(未舗装路)が舞台となり、1日の最後に行われるSS8~9はブラガの市街地に設定された1.9kmのショートステージで争われる。
計8本のSSの合計距離は148.32km、1日の総走行距離は581.2kmだ。
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