5月21日、WRC世界ラリー選手権第6戦ラリー・ポルトガルは競技最終日のデイ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRT(TGR WRT)はユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合7位、ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合9位、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合10位と3名が揃ってトップ10フィニッシュを果たした。
ポルトガルでのラリー最終日はSS16~19の計4SSで争われた。競技2日目のデイ2からチーム最上位の総合7番手を維持し、そのままの順位で完走したハンニネンは、ラリー・ポルトガルについて「前戦のラリー・アルゼンティーナほどではないが、かなりトリッキーだった」と振り返っている。
「このラリーに対する僕の経験は十分ではなかった。しかし、多くのことを学びながら最後までクリーンに走れたから、自信を持ことができたよ」
前日のデイ3で体調が優れないなか総合9番手に順位を上げたラトバラは、この日も体調は万全ではなかった。それでも安定した走りで4SSを走破し9位で完走。6戦連続のポイント獲得を達成した。
今回のラリーから新たに加わったラッピは、前日の総合11位からひとつ順位を上げ10位でフィニッシュ。ヤリスWRCでのデビュー戦にもかかわらず、入賞を果たしている。
また、ラッピはタイム上位5選手にボーナスポイントが寄与されるパワーステージ(SS19)で4番手タイムをマーク。総合10位完走の1ポイントに加え、ボーナスポイントの2点を獲得してみせた。
苦戦しながらも全車が完走を果たしたラリー・ポルトガルについてトミ・マキネンTGR WRT代表は次のように語っている。