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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.05.23 13:15
更新日: 2017.05.23 13:16

GRC:第2戦ルイビル、ホンダ・シビック・クーペ・タイプRが待望の初勝利

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ラリー/WRC | GRC:第2戦ルイビル、ホンダ・シビック・クーペ・タイプRが待望の初勝利

 北米で開催されている人気シリーズ、GRCグローバル・ラリークロス選手権の第2戦が、ケンタッキー州ルイビルにあるエクスポジション・センターで開催され、ホンダ・レッドブル・オルスバーグMSEのシビック・クーペ・タイプRと、エースのセバスチャン・エリクソンが、ホンダにGRC初勝利をもたらした。

 5月20日の予選ヒートで速さを見せたのは、開幕戦勝者であるディフェンディング王者のアンドレッティ・ラリークロス勢。スコット・スピード、タナー・ファウストのフォルクスワーゲン・ビートルは2セッションを制すると、セミファイナルでもそれぞれが勝利。

 フォード・フィエスタのスティーブ・アルピンや、同じくフィエスタに乗るレイホール・レターマン・ラニガン(RLLR)のオースティン・デインも好調さを見せ、デインはヒート3Aで新規参戦チームに初となる勝利もプレゼントした。

 一方のエリクソンは、チームメイトのミシェル・デヨング、オリバー・エリクソンとともにスロースターターとなるが、なんとか予選を4位で通過。続くセミファイナル2で2位をマークし、10台で争われる決勝ヒートのセカンドロウを決めた。

 迎えたファイナル直前、0.699マイル(約1.124キロメートル)のコースにレインシャワーが襲来。ターマック路面はもとより、グラベル側はマッド・コンディションと化す。

 昨シーズンに、同様のシチュエーションでぬかるんだグラベル路となったシアトル戦で、エリクソンのシビックは素晴らしい速さを披露。自身にとって最後の表彰台を獲得しており、ホンダ陣営にとっては“恵みの雨”となった。

開幕戦のホワイト基調からイエローへとカラーチェンジしたスティーブ・アルピンはシビックと僅差のバトルを展開
開幕戦のホワイト基調からイエローへとカラーチェンジしたスティーブ・アルピンはシビックと僅差のバトルを展開

 フロントロウからスタートしたビートルの2台は、そのぬかるんだ路面を掻き分ける役目を担って苦戦。1コーナーではビートル同士が接触しながら懸命のグリップ探しとなり、エリクソンは3番手に。

 そのままシビックは1周目の最初のジャンプスポットで首位のファウストに並びかけると、2台は着地でバウンドしながらサイド・バイ・サイドで最終コーナーへ。

予選ヒートから速さを見せたVWビートル勢だが、スコット・スピードは3位に終わる
予選ヒートから速さを見せたVWビートル勢だが、スコット・スピードは3位に終わる

4位のタナー・ファウストも「この週末は多くのアクションがあり、全員が素晴らしいドライビングをしていた」とホンダ陣営を祝福
4位のタナー・ファウストも「この週末は多くのアクションがあり、全員が素晴らしいドライビングをしていた」とホンダ陣営を祝福

オルスバーグMSEのミシェル・デヨングは5位、オリバー・エリクソンは7位に入った
オルスバーグMSEのミシェル・デヨングは5位、オリバー・エリクソンは7位に入った

■0.071秒差の激戦制し、ホンダがGRC初優勝


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