次世代のスター候補生として早くも注目を集めるティーンエイジャー、カリ・ロバンペラが、ERCヨーロッパ・ラリー選手権の最終戦『ラリー・リエパヤ』に、Mスポーツのフォード・フィエスタR5で参戦。国際格式イベントにデビューすることとなった。
10月6〜8日にラトビアで開催されるハイスピード・グラベルでの1戦を、自らのキャリアにおける出発点に選んだカリはこの10月1日に17歳となり、すでに試験をパスしていたフィンランドで正式に運転免許が交付された。
「素晴らしいコンペティションを本当に楽しみにしているし、もちろんフィエスタR5との最初のラリーになるから、マシンのセットアップに集中してクルマのことをよく理解できるようにしたいね」と、期待を語ったカリ。
「もっとスピードを上げたいし、(以前に参戦したときより)ペースノートの精度を高めたい。プレッシャーは自分自身からのものだけしか感じない。なぜなら、常に今よりもっと良くなりたいからね」
そう、カリはこのラトビア国内の特別な制度を利用し、2013年には運転免許を保持する前からのラリー競技参加を認められ、昨年は初のR5マシンをドライブしてラトビアのLRC1タイトルを獲得。2017年は母国フィンランドやイタリア選手権にも参戦し、経験を重ねてきた。
すでにラトビア国内イベントにて同ラリーのステージもいくつか経験済みのカリは、今回のリエパヤで登録されたERCプライオリティの32人のドライバーのうちのひとりとして、さらにERCジュニア選手権登録以外のトップレンジを争う11人のひとりとして、正式に国際格式ラリーへの競技参加を果たすこととなる。