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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.11.13 17:20
更新日: 2017.11.13 17:21

世界ラリークロス最終戦:王者クリストファーソン、新記録の年間7勝で有終の美

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ラリー/WRC | 世界ラリークロス最終戦:王者クリストファーソン、新記録の年間7勝で有終の美

 すでに両タイトルが決定している2017年のWorldRX世界ラリークロス選手権は、初開催となる南アフリカで最終戦を迎え、新王者ヨハン・クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI RXスーパーカー)が新記録となる年間7勝目を挙げ、自らのタイトル獲得に華を添える有終の美を飾った。

 初開催ラウンドとして初めてのアフリカ大陸上陸となったシリーズ第12戦は、11月10~13日に南アフリカのケープタウン近郊に位置するキラーニー・レースウェイの特設トラックで勝負が繰り広げられ、PSRXフォルクスワーゲン・チーム・スウェーデンのヤングスターが、早くも王者の貫禄を漂わせる完勝劇を演じて見せた。

WorldRX初開催となる南アフリカ・ラウンド。ケープタウンでは多くのイベントが開催された

「ドライバーとチームのタイトルを獲得したシーズンで、最終戦を勝利で締めくくれるのは最高の気分だ」と笑顔で語ったクリストファーソン。

「今季はチームの全員が懸命に仕事をし、10回の表彰台を獲得できたのは本当に素晴らしいことだと感じている。世界選手権の記録を更新したのもすごいことだけど、タイトルを獲得した事実が何より特別だ」

「今回のラウンドもいい週末になった。セミファイナルでスローパンクチャーに見舞われたけど、ファイナルではいいスタートを決めクリアなスペースを見つけたんだ。それで背後のティミー(・ハンセン/プジョー208WRXスーパーカー)やマティアス(・エクストローム/アウディS1 EKS RXクワトロ)とのギャップをマネージすることができた。もちろん、タイヤケアにも注意を払ってね」

「記念すべきシーズンが送れたことをみんなに感謝したい。僕はフォルクスワーゲンとともに、ふたたび2018年シーズンを戦うために戻ってくるのを本当に楽しみにしているよ」

新王者に立ちはだかったのは、Q1、Q4を制したプジョーのティミー・ハンセン

 そのクリストファーソンに次いで、この週末速さを見せたチーム・プジョー-ハンセンのティミーは、Q1、Q4、セミファイナル2を制した勢いそのままに、ファイナルでも王者に次ぐ2位を獲得した。

 そのティミーは「最終戦で今季ベストといえる週末が送れたことは励みになる。プジョーのために勝ちたかったし、今週は本当に近い場所まで行ったけど、オープニングラップで少しオーバードライブになり、わずかにヨハンには届かなかった。プジョー208は年間を通じて素晴らしかったし、とくにこのトラックでは最高のパフォーマンスだったよ」と今大会を振り返っている。

これが最後のWorldRX戦となるケン・ブロックは、初日首位発進もまさかの結末に

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