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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.01.07 11:58

ダカールラリー:トヨタ・ハイラックスが首位発進。プジョーのローブには早くもトラブル

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ラリー/WRC | ダカールラリー:トヨタ・ハイラックスが首位発進。プジョーのローブには早くもトラブル

 1月6日、第40回大会となる2018年のダカールラリーが開幕。オープニングのステージ1はペルーのリマ〜ピスコ間273kmで争われ、TOYOTA GAZOO Racing SAのナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)が総合首位につけた。

 1月6〜20日に渡って、ペルー、ボリビア、アルゼンチンの3カ国をまたぐ形で争われる2018年のダカールラリー。競技初日はペルーの首都であるリマから太平洋沿岸を通りながら、蒸留酒で有名なピスコまで進むルートで争われた。走行距離は273km、SS距離は31kmだ。

 この第40回大会に大幅改良を施したハイラックスを投入しているTOYOTA GAZOO Racing SA勢は早くも好調ぶりを発揮。エースのアル-アティヤーが21分51秒のSSタイムを記録すると、そこから25秒差の総合2番手にチームメイトのベルンハルト・テン・ブリンクが続いた。

総合4番手につけたブライス・メンジーズ(ミニ・ジョンクーパー・ワークス・バギー)
総合4番手につけたブライス・メンジーズ(ミニ・ジョンクーパー・ワークス・バギー)
総合5番手のホアン・ナニ・ロマ(ミニ・ジョンクーパー・ワークス・ラリー)
総合5番手のホアン・ナニ・ロマ(ミニ・ジョンクーパー・ワークス・ラリー)

 トヨタ勢の後方には、WRC世界ラリー選手権にも参戦しているニコラス・フックス(ボルクヴァルトBX7)とバギータイプの新型マシン『ミニ・ジョンクーパー・ワークス・バギー』などを投入するX-raid勢が続いた。

ステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)
ステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)

その一方、大会3連覇を目指すプジョー勢はステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)の総合11番手が最上位と慎重な走り出し。

 また、ここ数年速さを発揮しているセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR Maxi)はSSスタート直後にブレーキトラブルが発生して失速。トップと5分37秒差の総合26番手と大きく出遅れている。

セバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR Maxi)
セバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR Maxi)

「スタートから3km地点でブレーキをすべて失ってしまい、残りの28kmをブレーキなしで走らなくてはいけなかった。本当に最悪だ」とローブ。

「ステージには砂丘などもあったから、ペースを落とさざるを得なかった。簡単にミスしてしまうような状況だったからね。トラブルが起きた時から、とにかく走りきることだけを念頭に置いていたよ」


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