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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.01.12 09:42
更新日: 2018.01.31 12:37

WRC日本開催、2019年11月の開催に向けて招致委員会が発足。開催地はトヨタのお膝元、愛知、岐阜で調整中

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ラリー/WRC | WRC日本開催、2019年11月の開催に向けて招致委員会が発足。開催地はトヨタのお膝元、愛知、岐阜で調整中

 2010年に北海道で開催されて以来、開催が遠のいていたWRC(世界ラリー選手権)の日本ラウンド。そのWRC日本開催へ向けての新たな動きが東京オートサロン2018のプレスカンファレンスで発表された。

 千葉県の幕張メッセで開催されているカスタムカーの祭典、東京オートサロン2018の開催初日となる1月12日、WRCの新たな日本開催に向けての活動を行う『WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会』の発足が発表され、来年、2019年の開催を目指すことが公となった。

日本でのWRC初開催は2004年、北海道の帯広市を中心に開催された。初年度は大きな成功を収めることができたが、その後、リーマンショックの影響、2008年の富士重工業(現SUBARU)のWRCワークス活動撤退もあり、国内でのWRC開催は2010年に幕を閉じた。

 しかし昨年、トヨタがWRCのワークス活動を再開、国内でもJRC(全日本ラリー選手権)の新城ラリーが5万人以上の観客を集めるなど、大きなイベントとして発展。WRCを再び日本で開催する機運が大いに高まってきているタイミングでの、招致委員会の発足となった。

 東京オートサロン2018のプレスカンファレンスで登壇した招致委員会の高橋浩司氏は「WRC日本ラウンドの開催を2019年秋に実現させるため、WRC世界ラリー選手権日本ラウンド招致委員会を立ち上げることになりました」とコメント。

なお、気になる大会名称については、「正式に決定していない点も多く、関係各所と競技を進めております。決定次第、順次ご案内させていただきます」としている。

 以前は北海道で行われていたラリー・ジャパンだが、来年に予定されている開催地は中部地方になる見通し。中部地方では新城ラリーなどJRC全日本ラリー選手権の開催実績があり、地域自治体の理解も得られやすく、トヨタのお膝元ということなど条件が整っており、愛知県、そして隣接する岐阜県内を中心とした計画が進められているという。

 実際、2005年の万国博覧会のメイン会場の跡地に整備された愛・地球博記念公園(モリコロパーク)が競技施設として使用することが検討されていることが述べられ、日本では初めてとなる公道を使用したターマック(舗装路面)での開催を目指していることも取材の中で明らかになった。


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