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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.01.19 11:17
更新日: 2018.01.19 11:20

ダカールラリー:トヨタ勢が2ステージ連続で勝利。二輪部門は天候などを理由に競技キャンセル

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ラリー/WRC | ダカールラリー:トヨタ勢が2ステージ連続で勝利。二輪部門は天候などを理由に競技キャンセル

 第40回大会にあたる2018年のダカールラリーは1月18日、アルゼンチンのチレシトからサンフアンを目指す793kmのステージ12が行われ、ナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)がステージ優勝を飾った。なお、二輪部門とクアッド部門については天候と安全上の理由からステージがキャンセルされている。

 今大会最長の523kmというSS距離で争われたステージ12は砂漠地帯や、速度の出やすいオフロード、岩が多くバンピーなセクションなど、さまざまな路面コンディションが入り交じる状況で、ここまで12日間に渡り戦ってきたドライバー/ライダー、マシンをさらに苦しめる1日となった。

 総合順位でトップから1時間以上遅れており、通算3度目の総合優勝には手が届きそうにないアル-アティヤーだが、このステージ12では序盤から猛プッシュ。2度のパンクに見舞われながらも、ステージ2位のステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)を2分3秒差で抑えてみせた。

ナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)
ナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)

 これでアル-アティヤーは今大会通算3度目のステージ優勝。キャリア通算では30回目のステージ優勝となり、通算31ステージ優勝を飾っているカルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)にあと1勝と迫っている。

「後半セクションではプッシュしたけど、それは総合3番手の座を盤石にするためだった」とアル-アティヤー。

「途中2回のパンクがあり、そこで4分程度はタイムを失ってしまった。簡単な1日ではなかったよ。(総合4番手でチームメイトの)ベルンハルト(テン・ブリンク)もいい走りをしているし、彼とバトルできるのは光栄だよ」

「大会は残り2日だが、何が起きるか分からない。ベルンハルトとの差は約12分とわずかだから、何が起きても不思議ではない」

カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)
カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)
 総合順位はトップがサインツ、2番手にペテランセルという構図は変わらず。ただし、その差は44分41秒まで縮まっている。
ジニール・ドゥ・ビリエ(トヨタ・ハイラックス)
ジニール・ドゥ・ビリエ(トヨタ・ハイラックス)
ミッコ・ヒルボネン(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)
ミッコ・ヒルボネン(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・バギー)

 総合3番手以下はアル-アティヤー、テン・ブリンク、ジニール・ドゥ・ビリエ(トヨタ・ハイラックス)とTOYOTA GAZOO Racing SAが確保。総合6番手はX-raidのミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリーを操るヤコブ・プシュゴイスキーとなっている。 


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