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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.01.19 18:27
更新日: 2018.01.19 18:28

WRC:トヨタ、復帰2年目のモンテカルロへ挑む。マキネン「より一貫性をもってシーズンを戦う」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、復帰2年目のモンテカルロへ挑む。マキネン「より一貫性をもってシーズンを戦う」

 引き続きチーム代表として陣頭指揮を執るトミ・マキネンは「昨年の今ごろはまだヤリスWRCのデビュー準備を進めていたが、自分たちの実力を完全には理解できていなかった」と語る。

「しかし、来るべきシーズンはより一貫性をもってシーズンを戦えると信じている。それは選手権のタイトルを争う上で必要なことだし、去年1年間学び続けた自分たちの目標だ」

「昨年の最終戦ラリー・オーストラリア終了後、それほど長い休みがあったわけではないが、クルマをさらに良くするため非常に忙しい日々を送った。ラリー・モンテカルロはつねに、シーズン開幕戦としては難しいイベントとなる」

「私は過去にドライバーとして4回優勝したが、その当時はそれほどしっかり準備をしなかったと思う。ラリーのことは考えず、スキーに行っていたくらいだった」

「それと比べれば、我々の3人のドライバーは充分なテストを行ない入念な準備ができているから、良い結果を期待しているよ」

WRC第1戦モンテカルロ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
2017年WRC第1戦モンテカルロ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 チームを引っ張るエース役を務めるラトバラは「我々3名のドライバーはいずれも2017年に優勝をおさめており、とても強力な体制だ。全員が優勝を目標に戦えば、きっとチームに良い結果をもたらすはずだ」とコメント。

 ラッピは「モンテカルロは経験がとても重要なラリーで、すべてのSSを走りきることを目標に置いて戦うつもり」と語り、タナクは「カレンダーのなかででもっとも難しいラリーだが、ライバルに対してどれくらい競争力があるのかを見ながら戦いたいと思う」と意気込んでいる。

 2018年のWRC開幕戦となるラリー・モンテカルロはモナコ公国とフランスをまたぐ形で行われる伝統の1戦。競技区間のSS(スペシャルステージ)が設けられる山岳地帯は天候が変わりやすく雪やターマック(舗装路)が入り混じり、ところどころ凍結したアイスバーンが隠れるなどコンディションが刻一刻と変化するため、シリーズ屈指の難度を誇る。

 競技は24日にフランス・ギャップでシェイクダウンが行われた後、25日の夜にモナコのカジノ広場で行われるセレモニアルスタートで開幕。初日はSS1~2が行われる。

 翌26日はSS3~8までの6SS、27日はSS9~13の5SSが行われ、最終日はSS14~17の4SSで構成。4日間合計で全17SSが行われ、SS距離は388.59km、リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は1642.40kmとなっている。


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