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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.01.21 10:13
更新日: 2018.01.21 10:15

ダカールラリー:サインツが逃げ切りプジョー3連覇で有終の美。トヨタ車体が市販車部門5連覇

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ラリー/WRC | ダカールラリー:サインツが逃げ切りプジョー3連覇で有終の美。トヨタ車体が市販車部門5連覇

 第40回大会にあたる2018年のダカールラリーは1月20日、アルゼンチンのコルドバを周回する最終ステージ14が行われ、カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)が総合優勝。プジョーが大会3連覇を達成した。

 この大会に改良型のバギーマシン『プジョー3008DKR Maxi』を投入したプジョー勢は、中止された1ステージを除く全13ステージ中、7ステージで最速タイムを記録。クラッシュを除けば大きなマシントラブルが起きることもなく、高い信頼性を発揮した。

 過去の大会では表彰台を独占する強さをみせたプジョー勢だが、今年は序盤にセバスチャン・ローブ(プジョー3008DKR Maxi)がコドライバーの負傷で大会リタイアを余儀なくされたほか、前日のステージ13ではステファン・ペテランセル(プジョー3008DKR Maxi)がクラッシュで1時間以上タイムをロスするなど、順風満帆とは言えず。

カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)
カルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)

 それでもサインツは大きなクラッシュなどを起こさずステージ7で総合トップに浮上。その後はポジションを譲ることなく、最終的に43分40秒もの大量リードで総合優勝を飾った。

「うまくマネジメントしながら勝つことができた。本当に幸せだ」とサインツ。

総合優勝したカルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)
総合優勝したカルロス・サインツ(プジョー3008DKR Maxi)

「マシン開発に力を入れてきたから、なんとしても勝ちたかった。浮き沈みがあったけど、とにかく全力を尽くすよう心がけた」

「今年のダカールはとくにハードだった。今はこの勝利を楽しみたい。2019年のダカールにプジョーは参戦しないから、来年も参戦するかは分からない。家に帰って、妻や家族と話をして、そのあとにどうするか考えるよ」

 総合2位は大会終盤に猛烈な追い上げをみせたナッサー・アル-アティヤー(トヨタ・ハイラックス)が獲得。総合3位は最終ステージ14を制したジニール・ドゥ・ビリエ(トヨタ・ハイラックス)が入り、トヨタが表彰台の2〜3位を独占した。

 また、ドゥ・ビリエのステージ14制覇でトヨタは4日連続のステージ勝利を飾っている。

 総合4位は前日に立ち木へヒットするアクシデントがあったペテランセル。総合5位はプジョー勢、TOYOTA GAZOO Racing SA勢の後塵を拝したX-raid勢、ヤクブ・プシュゴイスキー(ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・ラリー)だった。


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