レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.04.08 13:56
更新日: 2018.04.08 14:00

WRC:「自然な走り」でトップタイム。トヨタ、2台のヤリスが表彰台争いへ

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ラリー/WRC | WRC:「自然な走り」でトップタイム。トヨタ、2台のヤリスが表彰台争いへ

 4月7日、WRC世界ラリー選手権第4戦ツール・ド・コルスのデイ2が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)が総合2番手、エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手にポジションを上げた。一方、僚友のヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)はSS8でのクラッシュによりリタイアとなっている。
 
 コルシカ島北部のバスティアを中心に開催されているWRC第4戦。引き続き晴天となったこの日もおおむねドライコンディションながら、コースの一部には湿っている部分や、泥や砂利で汚れた箇所もところどころにある状況で競技が進められた。
 
 トヨタ・ヤリスWRCを駆る3名のドライバーは、前日尻上がりに良くなっていったマシンフィーリングを2日目にも持ち越し、午前最初のSS5から好位置につけていく。
 
 なかでも前日最後のSS4でトップタイムをマークしたラッピはSS8、SS10で全体ベストタイムを記録したほか、この日行われた6本のSSすべてでトップ3に入る安定した走りを披露。順位を総合5番手から4番手に上げて最終日を迎えることとなった。
 
 また、総合3番手と5.5秒差の総合4位でデイ2をスタートしたタナクもSS7、SS10でステージ優勝を飾るなど、持ち味のスピードを発揮。ライバルの離脱にも助けられ、SS10終了後には総合3番手のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20 WRC)と0.1秒差の総合2位にポジションを上げている。
 
 一方、セットアップの変更によってデイ1の終盤から追い上げをみせていたラトバラは、SS8で痛恨のコースオフを喫してしまう。この際、クルマの右リヤが立木に衝突。ダメージがロールケージにまで及んだため、安全性の観点から競技続行不能と判断された。
 
「少しハードに攻めすぎたのかブレーキングが遅れ、クルマのリヤを木にヒットさせてしまった」とアクシデントを振り返ったラトバラ。

 苦戦を強いられた週末について「(チームメイトが速さをみせるなかで)なぜ自分だけが間違った方向に進んでしまい、速くなかったのかを学習したので、今後に活かしたいと思う」と語った。

ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)


関連のニュース