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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.04.17 17:42
更新日: 2022.03.11 18:10

SKE48卒業生の梅本まどか、コドライバーデビューを「モータースポーツを深く知る」きっかけに

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ラリー/WRC | SKE48卒業生の梅本まどか、コドライバーデビューを「モータースポーツを深く知る」きっかけに

 2018年、TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ(TGRラリーチャレンジ)に参戦する人気アイドルグループ、SKE48の卒業生である梅本まどかさんが4月22日(日)に控えたデビュー戦への展望を語るとともに、「もっとモータースポーツを深く知れると考えた」とコドライバーというポジションを目指した理由を明かした。

 アイドルグループ、SKE48の卒業生で現在はF1速報WEBをはじめとするモータースポーツ媒体や月刊オートバイなどの二輪雑誌で活躍している梅本さん。これまでイベントなどでサーキットを走行した経験はあるが、本格的にモータースポーツへ参戦するのはこれがはじめて。しかもコドライバーという特殊なポジションでの参戦だ。

ラリーはドライバーとコドライバーがふたり一組で戦っていく(写真はWRCを戦うセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアのコンビ)
ラリーはドライバーとコドライバーがふたり一組で戦っていく(写真はWRCを戦うセバスチャン・オジエとジュリアン・イングラシアのコンビ)

 コドライバーは競技中、マシンの助手席に座ってドライバーをサポートする役目を担い、スペシャルステージ(SS)では次のコーナーに関する情報が書かれた“ペースノート”を読み上げる。

 サーキットレースと異なり、コースの習熟を充分に行えないラリー競技において、ドライバーはコドライバーが読み上げる“ペースノート”の情報だけを頼りにコーナーへの進入速度やアプローチ法、次のコーナーを見据えたライン取りなどを決めていくため、コドライバーにはペースノート読み上げの正確さや早さなどが求められる。

 コドライバー自身が競技中にステアリングを握ることはないが、パートナーがどういった走りをするかを理解した上で情報を伝える必要があり、コドライバーも高度な運転スキルが要求されるポジションだ。

 これまでF1などサーキットレースを中心に興味を持ってきた梅本さんは「どちらかといえばサーキットレースに足を運ぶことが多かったので、ラリーは一番最後に知ったかもしれない」という。

「ただ二人組でタッグを組んで戦うというのが(ラリー)独特なところだと思いましたし、魅力的だと思いました。アタックする区間(SS)とふつうに走る区間(リエゾン)があるところもラリーならではですよね。そういった特徴的なところに興味を抱きました」

「もちろんドライバーもやってみたいと思いましたけど、コドライバーをやることで(ラリーやモータースポーツに関する)いろいろなことが理解できると思いましたし、ドライバーの気持ちも汲み取る必要があるポジションだと思いました」

「コドライバーとしてしっかり戦っていければ、(ドライバーとして挑戦した際)自分の技術向上につながるとも思います。それにコドライバーとして知識と経験を深めていけば、より深くモータースポーツを知ることができますよね」

 そんな梅本さんとタッグを組むドライバーは、レースクイーンとしても活動している“クロエリ”こと黒澤恵里さん。クロエリさんは2014年のTGRラリー第1戦富士山すそのでC-1クラス制覇を遂げており、ドライバーとしても充分な経験を持つ。

「ドライバーのクロエリさんとも、まだ少ししかお話できていない」という梅本さんは「まだドキドキ」としながらも、「いまはやれることを精一杯やって、みなさんに迷惑をかけないようコツコツとやっていきたいなと思います」とデビュー戦への展望を明かした。

 TGRラリーチャレンジはワンデー開催で初心者でも参戦しやすいカテゴリーとはいえ、コドライバーデビュー戦の梅本さんには大きな挑戦であることは間違いない。まずはラリー独特の雰囲気に触れながら、イベントを走りきってコドライバーとしての第1歩を歩みだすことが最大の目標になるだろう。


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