5月11~13日に開催されるWorldRX世界ラリークロス選手権の第3戦ベルギーRXのエントリーリストが発表され、地元の英雄であり元WRC世界ラリー選手権のワークスドライバーだったフランソワ・デュバルがスポット参戦することが明らかになった。
かつてシトロエンのWRCワークスチームに所属し、このフレンチチームで絶対的なエースとして君臨していたセバスチャン・ローブの僚友としてクサラWRCなどをドライブしたデュバルは、近年ここ地元ベルギーのラリークロス世界選手権ラウンドにのみ毎年のように参戦を続けている。
ヨーロッパ選手権であるユーロRXで優勝経験もあるデュバルは、ここ数年のWorldRXで毎年のようにマシンをスイッチし、フォード・フィエスタRS RXスーパーカーやプジョー208RXスーパーカーなどあらゆるモデルをドライブしてきたが、その例に漏れず今季も新たなモデルにトライ。
2018年は15人のWolrdRXレギュラードライバーを相手に、チームEKSが昨年まで使用していた17年モデルの『アウディS1 EKS RXクワトロ』をドライブすることとなった。
このデュバル車のアウディS1を現地でオペレーションするチームには、現在FIA WTCRワールド・ツーリングカー・カップにアウディRS3 LMSの4台体制で参戦しているコム・トゥ・ユー・レーシングが名乗りを上げ、初めてWolrdRXのグリッドにマシンを並べることになる。
また、このベルギー戦は今季からフル参戦を開始したセバスチャン・ローブ・レーシング、グレゴール・ドゥムースティエにとっても母国ラウンドとなっている。