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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.07.30 12:22
更新日: 2018.07.30 16:55

WRC:トヨタ、ホームのフィンランド連勝。マキネン「オットは信じられないような走りを続けた」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、ホームのフィンランド連勝。マキネン「オットは信じられないような走りを続けた」

 7月26~29日に行われたWRC世界ラリー選手権第8戦フィンランド。3台のトヨタ・ヤリスWRCを投入したTOYOTA GAZOO Racing WRTは首位を快走していたオット・タナクがシーズン2勝目を獲得、エースのヤリ-マティ・ラトバラも3位表彰台を手にした。昨年の大会覇者であるエサペッカ・ラッピは最終日最初のステージ終盤でクラッシュしてリタイアしている。

 フィンランドにファクトリーを構えており、ラリー・フィンランドをホームイベントとして臨んだトヨタ陣営。初日からトップを守る走りをみせてきたタナクは、40秒近い大量リードを築いて競技最終日に挑んだ。

オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)

 競技最終日、タナクは充分なマージンをもとにオープニングのSS20~22まではリスクを避けた走りに徹すると、ステージ上位5名にボーナスポイントが与えられるパワーステージの最終SS23では猛プッシュ。ステージ2位につけた総合2番手のマッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)に0.5秒差をつけてステージ最速タイムを刻むとともに、第5戦アルゼンチン以来となるシーズン2度目の総合優勝を達成した

 トヨタはこれで今季2勝目、2017年のWRC復帰からは通算4勝目。ポイントランキングではタナクがランキング首位のティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)と46点差、ランキング2位のセバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)と25点差に詰め寄ったほか、チームランキングではトヨタがランキング2位のMスポーツ・フォードに1点差まで迫っている。

最終ステージ完走直後、マシンのルーフに上がって喜びを爆発させたオット・タナク(右)とマルティン・ヤルベオヤ(左)、チーム代表のトミ・マキネン(中央)
最終ステージ完走直後、マシンのルーフに上がって喜びを爆発させたオット・タナク(右)とマルティン・ヤルベオヤ(左)、チーム代表のトミ・マキネン(中央)

 タナクは最終ステージを走りきり優勝を決めた直後、走りを見守っていた妻とキスを交わして喜びを分かち合ったほか、チーム総代表を務める豊田章男トヨタ自動車社長やチーム代表のトミ・マキネンとともにヤリスWRCのルーフに登って喜びを爆発させた。

「すべてが自分が望んだように進み、完璧な週末となった」とタナク。

「金曜日は早い出走順によってかなり苦労したけど、その後はリードを拡げていくことができた」

「完璧な準備をしてラリーに臨み、チームも手厚くサポートをしてくれた。すべてがひとつになれば、このようないい結果が得られるんだ」

ラリー・フィンランドを制したオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
ラリー・フィンランドを制したオット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)

「僕にとってホームイベントのようなこの1戦で、フィンランドに拠点を置くチームとともに挙げた優勝は特別なもの。そして、サポートしてくれた人々の前での勝利は格別な気分だ」

■ラトバラは逆転ならずも第1戦以来の表彰台。若手ラッピは無念のリタイア


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