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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2018.08.10 17:22
更新日: 2018.08.10 17:23

WRC:トヨタ、ドイツで2戦連続の“ホーム”戦へ。マキネン、ヤリスWRCの「進化の継続を期待」

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、ドイツで2戦連続の“ホーム”戦へ。マキネン、ヤリスWRCの「進化の継続を期待」

 2018年シーズン、3台体制でWRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRT。チームが挑む次なる戦いは8月16~19日に行われる第9戦ドイチェランド(ドイツ)だ。

 チームが拠点を構えているフィンランドで行われた第8戦で2018年シーズン2勝目を手にしたトヨタ陣営。そんなチームが次に挑むラリー・ドイチェランドは4月に行われた第4戦ツール・ド・コルス以来となるターマック(舗装路)イベントだ。

 ドイツには、トヨタ・ヤリスWRCに搭載されているエンジンを開発するトヨタ・モータースポーツGmbH(TMG)が居を構えており、トヨタにとっては2戦連続のホームイベントといえる。

 1982年に初開催され、2002年からWRCに組み込まれているラリー・ドイチェランドは、ぶどう畑の間を駆け抜けるつづら折れのステージや、ドイツ・バウムホルダーにある軍事演習場を抜けるステージなど、走行するエリアによってステージのキャラクターが大きく変わるのが特徴だ。

 ぶどう畑を抜けるステージは道幅も狭く、路面も凹凸が激しい上、マシンがステージを走行していくたびに道路脇の土などがコース上に散乱していき、グリップレベルが刻々と変化していく。

 一方、軍事演習場のステージはコンクリート路面でグリップレベルが低く滑りやすい上、コース脇には大きな岩も多く、コースアウトするとマシンに大きなダメージを負う危険性も高いステージだ。

 加えて、この時期のドイツは天気が急変しやすいため、天候を読んだタイヤ選択も勝負の鍵を握る。

 2018年大会は全18ステージで構成。全ステージ合計の走行距離は325.76km、リエゾン(移動区間)も含んだ総走行距離は1221.89kmだ。サービスパークが設置されるのはドイツ・ボスタール湖近郊だ。

 シーズン3勝目、そしてチーム初のターマックラリー制覇に挑むチーム代表のトミ・マキネンは「いいフィーリングでラリー・ドイチェランドに臨むことができると考えている」と語る。

「ラリーに向けての事前テストはうまくいったと思うし、ここまでのところ、ヤリスWRCは舗装路で高いパフォーマンスを示している。今回のラリーでも進化の継続を期待しているよ」

「昨年積み重ねた経験により、我々はいくつかの領域について改善をしてきた。オット(タナク)は昨年ドイツで優勝しており、きっと今年も活躍してくれるはずだ」

「一方、ヤリ-マティ(ラトバラ)とエサペッカ(ラッピ)は去年SSでベストタイムを記録したが、バウムホールダーのステージではパンクし、その厳しさを知った」

「道幅がとても狭く路面に泥が出ているようなステージもあり、このラリーではミスをしやすいので注意が必要だよ」

■ランキング3番手のタナク「これからは各ラリーで最高の結果を得ることが目標」


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