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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2021.11.05 12:15
更新日: 2021.11.05 12:22

2021年9月開幕の新生『ナイトロ・ラリークロス』に、NASCARの英雄カイル・ブッシュがゲスト参戦

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ラリー/WRC | 2021年9月開幕の新生『ナイトロ・ラリークロス』に、NASCARの英雄カイル・ブッシュがゲスト参戦

 かつてのGRCグローバル・ラリークロスやARXアメリカズ・ラリークロスなどを前身とし、2021年9月より北米大陸待望の新選手権としてスタートを切った『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NRX)』に、NASCARのカップ・シリーズなどで活躍する“暴れん坊”カイル・ブッシュがゲスト参戦することが決定。0-60マイル(約96km/h)加速1.9秒、最大重力加速度で1.5Gを記録する600PSのラリークロス車両のステアリングを握り、11月13~14日にアリゾナ州フェニックスで開催されるワイルドホースパス・モータースポーツパークでの第3戦にエントリーする。

 GRCが消滅した2017年以降、北米主導でARX後継シリーズとして考案されたNRXは、Xゲームズで複数のゴールドメダリストに輝き、5度の北米ラリー選手権王者も獲得したスタントドライブの第一人者トラビス・パストラーナが発起人となり、彼の地で絶大な人気を獲得するMTVのリアリティショー、ナイトロ・サーカスからの派生シリーズとして幕を開けた。

 すでに初年度シーズンは9月24~25日にユタ州ソルトレイクシティのモータースポーツキャンパスで開幕戦を迎え、同10月2~3日にはミネソタ州ミネアポリスのERXモーターパークで第2戦を開催。それぞれ、レッドブル・ハンセンNRXチームのティミー・ハンセンと、スバル・モータースポーツから参戦のスコット・スピードが勝利を飾っている。

 そのハイレベルなカテゴリーにゲスト参戦を決めたNASCAR界の“ダークヒーロー”ことブッシュは、走り慣れたストックカーから、4輪駆動により「F1よりも優れたトラクションとゼロ発進加速を誇る」ラリークロス・スーパーカーに乗り換え、パストラーナやF1経験者でもあるスピード、そしてXゲームズ、GRC、ARXのみならず、WorldRX世界ラリークロス選手権や同EuroRXでも勝利を収めた“世界で唯一の男”タナー・ファウストらを相手に勝負を挑むことになった。

「僕のことを知る人々なら誰でも、僕が真の”レーサー”であることに異論はないだろう。僕はあらゆるタイプのトラックで、あらゆるタイプのマシンのステアリングを握り、競争力を発揮できることに誇りを持っている」と、NASCARでも2冠を誇るカップ戦を筆頭に、Xfinity、そしてキャンピング・ワールド・トラック・シリーズなどにも参戦するブッシュ。

「だからこそ、ワイルドホースパスのNRXイベントで、世界最高のラリークロスドライバーたちとホイール・トゥ・ホイールで戦えることに興奮している。(発起人の)トラビスはこのシリーズで彼らを競争させるため、やりがいのあるコースを開発し、才能のあるドライバーを募集することに多くの時間と労力を費やしてきた。その彼らに僕がどう打ち勝つか、楽しみにしていて欲しいね」と、惜しくも2021年はNASCARカップ・シリーズのタイトル獲得はならなかったブッシュ。

NASCARのカップ・シリーズで2冠を誇る“ダークヒーロー”ことカイル・ブッシュがラリークロス初挑戦を決意
NASCARのカップ・シリーズで2冠を誇る“ダークヒーロー”ことカイル・ブッシュがラリークロス初挑戦を決意
9月24~25日にユタ州ソルトレイクシティのモータースポーツキャンパスで開催された開幕戦はティミー・ハンセンが制覇
9月24~25日にユタ州ソルトレイクシティのモータースポーツキャンパスで開催された開幕戦はティミー・ハンセンが制覇
続く10月2~3日の第2戦ミネソタ州ミネアポリスのERXモーターパーク戦はスコット・スピード(中央)が勝利を飾っている
続く10月2~3日の第2戦ミネソタ州ミネアポリスのERXモーターパーク戦はスコット・スピード(中央)が勝利を飾っている

■グローバル戦への拡大を計画しているNRX。コンセプトモデル『FC1-X』もお披露目


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