WorldRX世界ラリークロス選手権に参戦するMJPレーシング・チーム・オーストリアが、今季のセカンドドライバーにスウェーデン人のケビン・エリクソンを起用すると発表した。同チームは元DTM王者として2度のタイトル獲得経験を持つドイツ人ドライバー、ティモ・シャイダーの加入を発表したばかり。
また、アウディスポーツのファクトリーサポートを得たチームEKSは、昨年に引き続きトーマス・“トピ”・ヘイキネンの残留を決めている。
北米を中心に開催されるGRCグローバル・ラリークロス元王者でもあり、昨年もマティアス・エクストロームのチームメイトとしてEKS初のタイトル獲得に貢献したトピは、引き続きチームに残留。今季もアウディS1クワトロ・スーパーカーをドライブすることとなった。
トピ自身も「マティアス(・エクストローム)が引き続き、僕を信頼してくれたことがとてもうれしい。この素晴らしいチームで戦えることを誇りに思うよ」とコメント。
チーム代表でもあり、昨年は悲願のドライバーズチャンピオンを射止めたエクストロームも「ウイニングチームを変えることはしたくない」と、その起用意図を語っている。
「僕はトピとふたりでタイトル防衛のプロジェクトに取り組めることに満足しているよ。彼は若いけれど、経験豊富で速いドライバーだ。これはチームにとって完璧な要素だよ」
一方、ティモ・シャイダーの加入を発表したMJPレーシング・チーム・オーストリアは、昨年までオルスバーグMSEに所属し、世界ラリークロスと並行してラリーXオン・アイスやスウェディッシュ・ラリークロス選手権に参戦していたケビン・エリクソンをチームメイトに起用。
チーム代表を務め、自身もドライバーとしてラリークロスを戦ってきたマックス・プッシャーは、このペアは「ティモ(・シャイダー)にとっても完璧な組み合わせだ」と自信をみせる。