WRC世界ラリー選手権に参戦するヒュンダイを率いるミシェル・ナンダンは、開幕2戦でティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が犯したミスは挽回不可能だとの考えを示した。
ヌービルは1月に行われた第1戦モンテカルロ、先週末の第2戦スウェーデンのどちらでも、序盤から総合首位を走るペースをみせていた。
しかし、ヌービルはモンテカルロでは低速コーナーでラインがワイドになり、道路脇の障害物に接触して、サスペンションを破損。スウェーデンではタイヤウォールにヒットしてステアリングを破損させてしまい、どちらもデイリタイアしている。
ナンダンは、ラリー・モンテカルロでのミスには理解を示しているものの、ラリー・スウェーデンでのクラッシュについては苛立ちを隠そうとしない。
「マシンが充分な働きをしているにもかかわらず、大量ポイントを逃している事態には苛立ちしか感じない」とナンダン。
「マシンには戦闘力があるのに、自分たちのミスでポイントを取りこぼしているんだからね」
「モンテカルロでの1件には納得している。あの大会では、ああいったクラッシュが起きてしまうものだ。しかし、スウェーデンでのクラッシュはそうはいかない。接触は小さなものだったが、代償が大きすぎた」
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