ミケルセンはシュコダ・ファビアR5で挑んだラリー・モンテカルロで、ライバルを引き離しWRC2クラスで独走優勝。総合でも7位に食い込む活躍をみせた。
今後も、シュコダからWRC2クラスにスポット参戦する可能性はあるとしたものの、ミケルセンは2017年型WRカーで最上位クラスを戦うことを優先していると明かす。
「2017年型WRカーで戦う必要がある。旧型WRカーで参戦するだけの予算はあるけれど、あのマシンでは総合8番手争いが関の山だ。それでは意味がない」
「それに正直に言えば、僕にはプロドライバーとしての自信がある。ペイドライバーにはなりたくないんだ」
「昔、資金を持ち込んで走ったことはあるけれど、もう一度やりたいとは思わない。そうせざるを得ないのであれば、これはモータースポーツ界ののネガティブな側面だとしか表現できない」
「(優勝した)ラリー・オーストラリアやモンテカルロから時間は経っていない。これ以上、何かを証明する必要はないと思っている」
現時点でプライベートチーム向けに2017年型WRカーを供給しているのはMスポーツのみ。しかし、充分な資金を持ちこまないでシートを獲得することは極めて難しいと考えられている。
なお、ミケルセンは今シーズン全戦でレッキ走行は行う予定だとコメント。シリーズに帯同しながら、2018年シーズンに向けた調査を進めると語った。
「チーム間の戦力差を見極めていくつもりだ。2018年にチャンピオン争いができるチームに加入したいからね」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています