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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2023.04.22 14:40
更新日: 2023.04.22 14:46

孤軍奮闘、初日2番手のエバンスに「優勝争いを続けてもらいたい」とラトバラ代表/WRCクロアチア

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ラリー/WRC | 孤軍奮闘、初日2番手のエバンスに「優勝争いを続けてもらいたい」とラトバラ代表/WRCクロアチア

 4月21日(金)、WRC世界ラリー選手権第4戦『クロアチア・ラリー』が、クロアチアの首都ザグレブで開幕した。競技初日は8本のスペシャルステージ(SS)が行われ、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR WRT)は、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップ争いを繰り広げ総合2番手につけた。

 チームメイトのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合7番手。カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合8番手に続き、TGR WRCチャレンジプログラムにより4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1で今戦に出場している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は総合5番手でラリー初日を走破している。

 2021年の初開催以来、3年連続3回目のWRC開催となるクロアチア・ラリーは、今シーズン最初の純粋なターマック(舗装路)ラリーだ。首都ザグレブに置かれるサービスパークを中心に、3日間で計20本のSSを走行。その合計距離は301.26kmとなる。

 今戦の競技開始前には、第4戦クロアチアに向けたテスト中の事故によって命を落としたアイルランド人ドライバーのクレイグ・ブリーンに対し、ラリー関係者一同が敬意と哀悼の意を表するセレモニーが行われた。

■エバンスがライバルを追撃

 20日(木)に行われたシェイクダウンとセレモニアルスタートに続き、ラリーは21(金)の朝から競技がスタート。デイ1はサービスパークの西側に展開する4本のステージを、ミッドデイサービスを挟んで各2回走行するスケジュールとなった。

 8本のステージの合計距離は130.18kmと、3日間で最長に。コンディションは午前中のステージはドライだったが、午後は一時的に雨が降ったことで一部の路面が濡れていたり、湿っている状態となり、タイヤ選択が分かれる要因となっている。

 2021年に行われたクロアチア・ラリーでオジエと最終ステージまで優勝を争い、僅か0.6秒差の総合2位でフィニッシュしたエバンスは今大会、SS1こそ5番手タイムとやや出遅れたが、その後は安定して2、3番手タイムを刻み総合2番手でラリーを進めていく。デイ1最終のSS8ではベストタイムを記録し、首位につけるティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)と5.7秒差の総合2番手でデイ1を走破した。

■次のページへ:オジエがSS1ステージベストの好スタートを切ったが……


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