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ラリー/WRC ニュース

投稿日: 2017.03.11 18:33

WRC:トヨタ、メキシコ特有の暑さでトラブル発生も、「解決の糸口が見つかった」とマキネン

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ラリー/WRC | WRC:トヨタ、メキシコ特有の暑さでトラブル発生も、「解決の糸口が見つかった」とマキネン

 現地3月10日、WRC世界ラリー選手権第3戦メキシコはSS4~8のデイ2が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)が総合4番手。チームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)は同8番手となった。

 ラリー・メキシコ2日目となる10日は、サービスパークのあるレオン近郊で午前中の競技がスタートする予定だった。

 しかし、ラリーカーを運搬するトランスポーターが事故渋滞に巻き込まれ、定刻にサービスへ到着できず。午前中に予定されていたSS2、SS3がキャンセルされた。

 このため現地時間16時過ぎ、中止されたSS2の再送ステージであるSS4から本格的に競技がスタートすることとなった。

 SS4は今大会最長となる54.9kmのロングステージ。ここでハンニネン、ラトバラが操るヤリスWRCはエンジン温度が上昇し始めてしまう。

WRC第3戦メキシコ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC第3戦メキシコ ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)

 そのため両ドライバーは温度を下げるべく、エンジン出力を絞ったロードセクション・モードに切り替えながらの走行を余儀なくされた。このモードは通常、SS間やサービスパークへの移動など、リエゾン区間と呼ばれる競技エリア外で使用されるものだ。

 エンジンに不安を抱えての走行となったため、ラトバラ、ハンニネンともにタイムロスをすることになったが、2台のヤリスWRCは無事にSS4~8の計5つのSSを走りきっている。

 このトラブルを受け、チームはエンジン温度が上昇した原因の究明と対策に全力で取り組み、早期の問題解決を目指しているという。

WRC第3戦メキシコ ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)
WRC第3戦メキシコ ユホ・ハンニネン(トヨタ・ヤリスWRC)


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