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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2024.01.06 19:22
更新日: 2024.02.05 18:08

トム・ディルマンが語るヴァンウォール離脱の理由。重要だったのは「カテゴリーよりも競争力」

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ル・マン/WEC | トム・ディルマンが語るヴァンウォール離脱の理由。重要だったのは「カテゴリーよりも競争力」

 トム・ディルマンは2023年、フロイド・ヴァンウォール・レーシングチームからWEC世界耐久選手権に参戦していたが、シーズン途中でチームを離脱した。彼のチームを去るという決断は、今季2024年にLMP2をドライブする契約を勝ち取ったことで報われたという。

 このフランス人ドライバーは2018/2019年のWEC“スーパーシーズン”からコリン・コレス率いるバイコレスに定着しており、ヴァンウォールのバナーのもとでハイパーカークラスへの参戦が叶った2023年シーズンの最初の4レースではル・マン・ハイパーカー規定(LMH)のノンハイブリッドマシン『ヴァンウォール・バンダーベル680』を駆ってチームのラインアップに加わっていた。

 しかし、チームがル・マン24時間を完走できなかったことを受けて、ディルマンはヴァンウォールを去る決断を下し、モンツァと富士、そしてバーレーンの終盤3レースを欠場した。

 その一方で彼は、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズでLMP2クラスに参戦するDKRエンジニアリングからレース復帰を果たした。そして2024年はPR1/マティアセン・モータースポーツと提携するインターユーロポル・コンペティションとともにELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズとIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の耐久カップ“ミシュラン・エンデュランス・カップ”の両方に参戦する。

 ディルマンはヴァンウォールとの関係を断ち切ったことを振り返り、チームでの努力が充分に認められていなかったと感じたことや、LMP2マシンでの初のフルシーズンへの挑戦を心待ちにしていることをSportscar365に明かした。

「4シーズンにわたってバイコレスでドライブしたけど、ル・マンの後は変化を求め、何かを引き起こそうとしていた時期だったんだ」と語ったディルマン。

「みんなは僕がバイコレスでどんなことを成し遂げてきたのか理解していないと思うけど、ポルティマオでのプライベートテストで初めてオレカ07をドライブした時にすぐに競争力を発揮できた」

「うまくいったから本当にうれしいよ。昔LMP2のレースに何度か出たことはあったけど、フル参戦したことはなかった。リスクを冒したけど、それが報われてとてもうれしいね」

■次のページへ:自身初のLMP2フルシーズンキャンペーンに期待を寄せるディルマン


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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