TOYOTA GAZOO Racingは3月28日、WEC世界耐久選手権で第2戦スパと第3戦ル・マン24時間に参戦する、3台目のトヨタTS050ハイブリッドのドライバーを発表した。新たにステファン・サラザンのパートナーとして、国本雄資とニコラス・ラピエールが決まった。
2016年のスーパーフォーミュラチャンピオンが、夢のル・マンに挑むことになった。2月の発表会の時点でトヨタはル・マン24時間の“3台目”のTS050ハイブリッドの投入を発表したが、その際はサラザンのみ決まっており、それ以外のドライバーはTBNとなっていた。
そんななか、3台目にはさまざまなドライバーが噂されていたが、28日にトヨタから国本とラピエールの起用が正式に発表された。これで7号車が小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ-マリア・ロペス、8号車が中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/アンソニー・デイビッドソン、そして今回発表された9号車に国本雄資/ラピエール/サラザンと、全車に日本人ドライバーが乗り込むことになった。
「すでに発表しているサラザン選手と合わせ、力強い9号車のラインナップができたと思います。チームはラピエール選手を良く知っており、良い関係を継続して来ています。彼は、速さだけでなくル・マンでの好結果に何が必要かを知ったドライバーであり、即戦力でチームに貢献してくれると思います」と語るのは佐藤俊男TOYOTA GAZOO Racing代表。
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