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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.04.02 13:56
更新日: 2018.08.28 12:24

2017年WEC公式テスト:初日はトヨタが総合首位。ポルシェの2台が僅差で続く

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ル・マン/WEC | 2017年WEC公式テスト:初日はトヨタが総合首位。ポルシェの2台が僅差で続く

 4月1日、イタリア・モンツァでWEC世界耐久選手権の公式テスト“プロローグ”が開幕。テスト初日は、TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタTS050ハイブリッドが総合トップタイムをマークした。

 毎年、WECのシーズン開幕を前に行われるプロローグテスト。2017年は開催地をフランスのポール・リカールから、よりル・マン(サルト・サーキット)のスピードレンジに近いモンツァに移して開催することとなった。このテストには最高峰のLMP1クラスからLMGTEアマまでの4クラス、計27台が参加している。

 LMP1を戦うポルシェとトヨタは、3月31日にお披露目したばかりの新型マシンを各2台ずつ投入。午前と午後、そして夜間の計3回のセッション、8時間におよぶ初日のテストで精力的に走行を重ねた。

午前と夜の2セッションでトップタイムをマークした1号車ポルシェ919ハイブリッド
午前と夜の2セッションでトップタイムをマークした1号車ポルシェ919ハイブリッド

 午前中に行われた最初のセッションは、選手権2連覇中の王者ポルシェが速さをみせ、ニール・ジャニがドライブする1号車ポルシェ919ハイブリッドが1分32秒068でトップにつける。ジャニは初日3回目のナイトセッションで自己ベストを更新する1分31秒666をマークし、セッション首位に立った。

 対するトヨタは、午後のセッションで7号車TS050ハイブリッドを駆るマイク・コンウェイがこの日の最速タイムとなる1分31秒332を記録。さらに、中嶋一貴がドライブする8号車が1分32秒062でこれに続き、トヨタはこのセッションでワン・ツーを独占した。

 現地時間19時からのナイトセッションは気温が下がるためタイムアップが期待されたが、セッション序盤から降雨に見舞われてしまい、ポルシェとトヨタ、ほか数チームを除いた多くのチームが走行を控えることに。

ル・マンに投入するLD(ロードラッグ)仕様でテストに臨む2台のトヨタTS050ハイブリッド
ル・マンに投入するLD(ロードラッグ)仕様でテストに臨む2台のトヨタTS050ハイブリッド

 そんななか、前述通りポルシェのジャニが自己ベストをマークしたほか、2号車ポルシェを駆るアール・バンバーも初日総合3番手タイムとなる1分31秒823を記録。また、午後のセッションで2番手となった中嶋一貴も、このセッションで1分31秒台に入れ総合4番手につけている。

総合3番手となったポルシェ2号車ポルシェ919ハイブリッド
総合3番手となったポルシェ2号車ポルシェ919ハイブリッド

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