姉妹車の94号車9X8をドライブするストフェル・バンドーンも、新しいハイパーカーのポテンシャルについてチームメイトと同様の評価を行い、“ウイングレス”仕様と比べて「はるかに実際のレースカーに近い」と感じていると説明した。
「クルマは予想以上に大きく変わった」とバンドーン。
「リヤウイングやタイヤなど、目に見えるものもそうだが、重量配分やボディワークの形状も違う」
「カバー(=ボディカウル)の下にはたくさんの新しいパーツがあり、多くの新しいビットが開発されている。明らかにクルマは一歩前進しているし、以前のものよりも速くなっている」
しかしバンドーンはすべての変更がポジティブなものではないと警告し、次のように付け加えた。
「例えば、フロントタイヤが小さくなった(幅31cmから29cmにサイズダウンした)ことで、ロックアップの問題が大きくなった」
「昨年はリヤアクスルによって制限されていたが、今はリヤアクスルのほうが優れているようで、どちらかというとフロントのリミットの方が大きくなっているんだ」
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