2017年もWEC世界耐久選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racing。その初戦は4月14~16日に行われる第1戦シルバーストン6時間レースだ。
全9戦で構成される2017年WECにエンジンやハイブリッドシステム、エアロダイナミクスなどを全面改良したTS050ハイブリッドを送り込むトヨタ。開幕戦には7号車と8号車の2台体制で参戦する。
7号車は小林可夢偉とマイク・コンウェイに、新加入のホセ・マリア・ロペスを加えた布陣で、8号車はタッグ結成3年目となる中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミというラインアップだ。
開幕戦の舞台となるシルバーストンは、WECカレンダーに含まれているサーキットのなかで、もっとも長い歴史を持つ場所のひとつ。トヨタは2014年に同地で勝利を挙げているほか、過去5年間で4度の表彰台を獲得している。
チームは開幕に向けて、オフシーズンとモンツァで行われた公式テスト“プロローグ”をあわせて、約3万5000キロを走破。ポルシェとの一騎打ちとなるシーズンに向けて入念に準備を整えた。
「いつも新たなレースシーズンの始まりには期待が高まります」と語るのはTOYOTA GAZOO Racingの佐藤俊男代表。
「大いなる希望と共に第1戦シルバーストン6時間の舞台に向かいたいと思っています」
「冬のオフシーズンの間、TS050 HYBRIDの全面改良のためにハードワークを続けてきたチームのスタッフや関係者の皆に心から感謝を述べたいと思います」
「大変厳しい日々だったと思いますが、結果としてTS050 HYBRIDをとてもいい感触に仕上げることができました」