LMP2クラスはジャッキー・チェン・DCレーシングの38号車オレカ07・ギブソン(ホーピン・タン/オリバー・ジャービス/トーマス・ローラン)が、LM-GTEプロクラスはレース中、度々ドアが開いてしまうアクシデントに見舞われた67号車フォードGT(アンディ・プリオール/ハリー・ティンクネル/ルイス-フェリペ・デラーニ)がクラス優勝を果たしている。
LM-GTEアマクラスはレース終盤まで澤圭太が所属するクリアウォーターレーシングの61号車フェラーリ488GTEがトップを走行したが、フィニッシュまで残りわずかというタイミングで給油のみのスプラッシュピットを行い、一度クラス3番手まで後退してしまう。
これによりトップには98号車アストンマーチン・バンテージが浮上。そのままチェッカーを受けるかと思われたが、ファイナルラップのストウ(15コーナー)で98号車と2番手につけていた54号車フェラーリ488GTEが接触。
この間隙を縫って、61号車フェラーリがふたたびトップに浮上してチェッカー。クリアウォーターがWECフル参戦初戦で逆転勝利を手にした。また、これがWECフル参戦初戦となる澤にとっても初勝利となった。
WEC第2戦は5月4〜6日、ベルギーのスパ・フランコルシャンで行われる。
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