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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.06.13 15:55
更新日: 2017.06.13 15:56

ル・マン公開車検にトヨタが登場。可夢偉も一貴も決勝には慎重な姿勢「自信なんて意味がない」

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ル・マン/WEC | ル・マン公開車検にトヨタが登場。可夢偉も一貴も決勝には慎重な姿勢「自信なんて意味がない」

 ル・マン市内のリパブリック広場で行われたル・マン24時間レースの公開車検2日目。現地午後にはトヨタの3台が車検場に姿を見せた。

 この日は月曜ということもあってか、午前中は観客の姿も少なかったが、14時すぎのトヨタ登場に向けて、前日並みの観衆が押し寄せてきた印象だ。

リパブリック広場に姿を見せたTOYOTA GAZOO Racingのトランスポーター
リパブリック広場に姿を見せたTOYOTA GAZOO Racingのトランスポーター

 トヨタのドライバー勢は、13時半すぎにリパブリック広場に到着。3台のマシンは1台のトランスポーターに積み込まれ、車検開始時間の15分ほど前に姿を現した。

テストデートップタイムの小林可夢偉も「(テストデーのタイムは)あまり気にしていない」
テストデートップタイムの小林可夢偉も「(テストデーのタイムは)あまり気にしていない」

 9人のドライバーは参加受付等を済ませると、号車順に報道陣の待つスペースへ。7号車の小林可夢偉はテストデーでトップタイムだったことを聞かれると、「そんなことありましたっけ? っていう感じです。あんま気にしてないです」とあっさり。

“自信”について問われると、「6時間レースなら自信たっぷりやけど、24時間レースだから、自信なんてまったく意味ないと思うんで。壊れたら終わりなんで。テストのタイムが良いって言っても、予選でレースが終わるわけではないし」と、あくまでも決勝を見据えたモードだった。

 続いて姿を見せた中嶋一貴は「順調ですし、タイムも悪くないし、セットアップも悪くなく、タイヤもある程度見れました」とテストデーを振り返る。

公開車検に臨んだ7号車トヨタTS050ハイブリッド
公開車検に臨んだ7号車トヨタTS050ハイブリッド

 一貴によれば、今年のマシンは進化が著しいという。「エンジンが新しくなったのが1番大きいと思います。(アクセルを)踏んだ時の加速感がよくなっています。馬が多い(=馬力がアップした)。クルマ的にはルールでダウンフォース削られた部分は、しっかりと取り返せている気がします。あとはタイヤが去年よりも良くなっていますし、いい意味で昨年との違いは感じないです」とポジティブな言葉が並ぶ。

 タイヤに関しては、ロングライフでありながらグリップも高いものを、ミシュランが用意してきたのだという。8号車はテストでも「いいロングランができた。トラフィックだなんだというのはありますが、いい感触だったのは間違いない」と、こちらも決勝に向けて虎視眈々といった感じだが、レースへの自信について訊かれると「このレースは、自信とかそういう問題じゃないと思うので、あとはやってみるしかない」と可夢偉と同様の受け答えだったのが印象的だった。

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