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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.11 16:34

ポルシェ 2017年WSCC第7戦モスポート レースレポート

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ル・マン/WEC | ポルシェ 2017年WSCC第7戦モスポート レースレポート

 
 そして雨が本降りになる前には3番手まで後退してしまいます。激しいプッシュにより、ゴール前の数周で再度2番手まで挽回し、首位に返り咲くかに見えましたが、ニュー 911 RSR待望の初優勝が達成されることはありませんでした。

 もう1台の911 RSRの912号車は決勝の序盤に順位を落としていました。ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)がローレンス・バンスール(ベルギー)から車を引き継いでわずか数周後に、右リアタイヤを交換するために予定外のピットストップを行わねばなりませんでした。
 
 オーバーテイクがほぼ不可能なこのサーキットにおいてこのタイムロスを強豪から奪還することはできませんでした。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第7戦は、米国コネチカット州ライムロックで7月22日に開催されます。

レース後のコメント

GTモータースポーツ総合プロジェクトリーダーのマルコ・ウジュハシ

「ポールポジションからのスタートでした。普段とは異なるスタートでいくつかのことをはっきりとさせる必要があります」

「レースのスタート前になぜBMWが加速したかということです。いずれにせよエキサイティングなレースとなり長距離にわたってフロントランナーにプレッシャーを与えました」

「911 RSRは一貫して速く、ファステストラップを打ち立てました。戦略も適切でした。サーキットでオーバーテイクが難しいことが分かっていたので、911号車は迅速なピットストップによって巻き返しを図ることに集中しました」

「それが功を奏して5秒のリードを奪いましたが、残念ながら今日は幸運の女神が我々に味方してくれませんでした。終盤の強力なパフォーマンスと接戦にも関わらず、表彰台に登ることができなかったのは本当に残念です」

パーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 R
パーク・プレイス・モータースポーツの73号車ポルシェ911 GT3 R

パトリック・ピレ(911 RSR #911)

「今日のチームは特にピットストップで素晴らしい仕事をしてくれました。ライバルと違うタイヤコンパウントで走っていたため、終盤に雨が降り始めてから難しくなりました」

「レース全般で911 RSRは好調でした。ファステストラップも打ち立てました。残念ながら初優勝にはおよびませんでしたが、ライムロックで再度挑戦します」

ディルク・ウェルナー(911 RSR #911)

「レースは大きな驚きで始まりました。レースのスタートは通常はポールシッターが決めるはずなのにライバルが僕より先に加速しました。僕は3番手で走りました。今日、911 RSRは優勝に値するパフォーマンスを発揮しました。プラクティスや予選同様に決勝も好調で、ピットストップも見事でした」

「もちろんレース結果は残念でしたがポジティブな内容がたくさんありました。2週間後にはライムロックという新たなチャンスがあります」

2017年にデビューした新型では初となるポールポジションを獲得した911号車ポルシェ911 RSR
2017年にデビューした新型では初となるポールポジションを獲得した911号車ポルシェ911 RSR

ローレンス・バンスール(911 RSR # 912)

「スタートから不利なレースとなりポジションを失いました。我々のレース内容はフロントランナーに匹敵していたと思います。しかし、このサーキットはオーバーテイクが困難です。今日は戦略を変えましたが、実行する前にタイヤの損傷に阻まれました」

ジャンマリア・ブルーニ(911 RSR #912)

「残念なレースでした。車はすばらしく、バランスも見事でした。最初のピットストップでの戦略が決まりましたがその後パンクにより3本のタイヤで走ってやっとのことでピットにたどり着きました」

「このサーキットではオーバーテイクによるポジション挽回のチャンスがありません。諦めずに、次のレースで頑張ります」

COREオートスポーツの54号車ポルシェ911 GT3 R
COREオートスポーツの54号車ポルシェ911 GT3 R

レース結果

GTLMクラス
1. オーバレン/シムズ(米国/英国)、BMW M6、116周
2. エドワーズ/トムチェク(米国/ドイツ)、BMW M6、116
3. ウェストブルック/ブリスコー(英国/米国)、フォードGT、116
4. ガルシア/マグヌッセン(スペイン/デンマーク)、コルベット、116
5. ハンド/ミューラー(米国/ドイツ)、フォードGT、116
6. バンスール/ブルーニ(ベルギー/イタリア)、ポルシェ911 RSR、116
7. ピレ/ウェルナー(フランス/ドイツ)、ポルシェ911 RSR、108
8. ギャビン/ミルナー(英国/米国)、コルベット、102

GTDクラス
1. デービス/アッシェンバッハ(米国/米国)、アウディR8、113周
2. ラリー/レッグ(米国/英国)、アキュラNSX、113
3. バルザン/ニールセン(イタリア/デンマーク)、フェラーリ488、113
9. ベルクマイスター/リンジー(ドイツ/米国)、ポルシェ911 GT3 R、113
14. ベネット/ブラウン(米国/米国)ポルシェ911 GT3 R、112
15. モラド/デ・ケサーダ(カナダ/米国)、ポルシェ911 GT3 R、112

(※編注:ポルシェがワークス参戦しているGTLMクラスは、ル・マン24時間公式テストとバッティングする第5戦デトロイトをスキップしているため、シリーズとしてはモスポートが第7戦となる)


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