WEC世界耐久選手権は7月14日、第4戦ニュルブルクリンクの走行初日を迎え、2台のトヨタTS050ハイブリッドを投入するTOYOTA GAZOO Racingは、午前と午後の2回にわけて行われたフリープラクティスにおいて8号車トヨタが総合3番手、7号車トヨタが同4番手につけた。
ル・マン24時間耐久レースを終え、ポルシェとの選手権タイトル争いに焦点を絞ったトヨタは第2のホームレースとなるニュルブルクリンクから体制を変更。
第2戦スパ・フランコルシャンから敷いていた3台体制から2台体制に戻すとともに、ホセ-マリア・ロペスを小林可夢偉とマイク・コンウェイがドライブする8号車トヨタに復帰させるなど、ドライバーライアップも開幕戦シルバーストンの布陣に戻されている。
気温18度と、異常な暑さに襲われたル・マンに比べ過ごしやすいコンディションのなか行われた2回のフリープラクティス。トヨタはこれまでのテストや実戦で十分な走り込みを行えていることから、走行初日からレースに向けたセットアップを中心に進めた。
11時35分から行われたフリープラクティス1回目では、8号車トヨタがセバスチャン・ブエミのドライブで1分41秒816を記録し、2号車ポルシェ919ハイブリッドに次ぐ2番手に。7号車トヨタも僅差の4番手となった。
午後のフリープラクティス2回目ではセッション中に雨が少量落ちてきたものの、2台のトヨタTS050ハイブリッドは予定されたプログラムを順調に消化。2台で138周、合計708kmを走破した。なお、リザルトは8号車トヨタが総合3番手、7号車トヨタが同4番手となっている。