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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.07.16 12:09
更新日: 2017.07.16 12:21

WEC:ポール獲得のトヨタ、鬼門のニュル初勝利なるか。可夢偉「決勝に集中する」

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ル・マン/WEC | WEC:ポール獲得のトヨタ、鬼門のニュル初勝利なるか。可夢偉「決勝に集中する」

 WEC世界耐久選手権は7月15日、第4戦ニュルブルクリンクの公式予選が行われ、TOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッドがポールポジションを獲得。僚友の8号車トヨタTS050ハイブリッドは総合4番手につけた。

 気温16度、路面温度25度と、この時期にしては低めのコンディションとなった第4戦の公式予選。ふたりのドライバーの平均タイムによって決勝のグリッドを決定する予選セッションでポールポジションを獲得した7号車トヨタは、タイムアタックのタイミングをポルシェの2台、8号車トヨタともずらして行なった。

 セッション開始から約5分後にコースインした7号車トヨタは、ホセ-マリア・ロペスがアタックを担当。ロペスは自身初の予選アタックながら、その時点での全体ベストとなる1分38秒083をマークして小林可夢偉につなぐ。代わった可夢偉も1分38秒台前半の好タイムを記録し、ふたりのアベレージタイムは1分38秒118に。

ポールポジションを獲得した7号車トヨタTS050ハイブリッド
ポールポジションを獲得した7号車トヨタTS050ハイブリッド

 
 逆転を狙うライバルのポルシェは、このタイムに0.154秒届かず。ポルシェはセッション終盤にふたたびアタックに出る素振りもみせたが、結局最後までピットから出ることはなかった。
 
 この結果、7号車トヨタがル・マン24時間耐久レースに続き2戦連続、2017年シーズン3度目のポールポジションを獲得。過去2年、最高位5位とトヨタが鬼門としているニュルブルクリンクでの初優勝に向けて弾みをつける結果となった。
セッションスタートを待つ8号車トヨタTS050ハイブリッド
セッションスタートを待つ8号車トヨタTS050ハイブリッド

 
 一方、LMP1クラスでは真っ先にコースに向かった8号車トヨタは、前半担当の中嶋一貴がコーナーの立ち上がりでウェービングをしていたLMP2マシンとあわや接触する場面に見舞われるなどの不運もありタイムを失う。
 
 また、後半のアタックを担当したアンソニー・デビッドソンもトラフィックの影響で満足のいくアタックが行えず、総合4番手となっている。

 7号車トヨタのポールポジションにより、トヨタはマニュファクチャラーズポイント1点を獲得し、ポルシェとの差を23.5ポイントとした。
 
 ドライバーズポイントでは首位、2号車ポルシェのティモ・ベルンハルト、アール・バンバー、ブレンドン・ハートレーを、セバスチャン・ブエミ、一貴、デビッドソンの8号車トヨタが17ポイントで追いかけており、決勝レースでは1ポイントでも多くのポイント獲得を狙う。

■「大クラッシュになりかねない出来事でした」と一貴


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