9月14日、WEC世界耐久選手権第6戦サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は走行初日を迎え、2回のフリープラクティスに臨んだTOYOTA GAZOO Racingは7号車トヨタTS050ハイブリッドが総合3番手タイムをマークし、僚友8号車トヨタTS050ハイブリッドは総合4番手につけた。
厳しい暑さで知られるテキサス州オースティンのCOTAで行われたWEC第6戦初日のフリープラクティス。この日も現地時間正午と16時00分からそれぞれ90分間にわたって行われたセッションの間、気温が30度を下回ることはなく2回目の走行では気温35度、路面温度は44度に達した。
そんな過酷なコンディションのなかでのレースは、パワートレーンの冷却、タイヤの摩耗が最大のポイントとなる。また、世界屈指のサーキットの名物コーナーが散りばめられたCOTAでは高度なドライビング技術とともに、それに応える高レベルのマシンバランスが要求される。
チームは2回のプラクティスセッションを通じてTS050ハイブリッドが最大限の性能を発揮できるよう、空力デバイスの最適化、ハイブリッドシステムの出力設定のほか、ターボ加給圧の調整など各種セッティングを行なった。
さらに、今回は高い路面温度に対応するため、タイヤ供給元のミシュランが数種類のタイヤを持ち込んだことによりチームは予選、決勝で使用するタイヤの評価にも追われている。
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