レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.09.22 15:11
更新日: 2017.11.27 12:12

【WEC基礎講座】ル・マンを目指し“セナ・プロ”や元F1ドライバーが参戦するWEC。チームオーナーに有名俳優の名も

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | 【WEC基礎講座】ル・マンを目指し“セナ・プロ”や元F1ドライバーが参戦するWEC。チームオーナーに有名俳優の名も

 世界三大レースのひとつである『ル・マン24時間』をシリーズの1戦に組み込むWEC世界耐久選手権。静岡県・富士スピードウェイでは今年もシリーズ第7戦富士6時間レースが10月13~15日に開催されるが、そもそもWECとはどのようなシリーズなのか、WEC富士の前におさらいしておこう。今回はWECに参戦するドライバー、チームオーナーにフォーカスを当てる。
 
 1台あたり2~3名のラインアップで構成されるWECは、総勢70名近いドライバーが参戦。各ドライバーは過去のレース実績や年齢など、FIA国際自動車連盟が定める評価基準によってプラチナ(F1に参戦に必要なスーパーライセンスを所持、メーカーワークスドライバーなど)、ゴールド(国内フォーミュラ、GTカテゴリーでランキング上位入賞など)、シルバー、ブロンズという4つのランクに分けられている。
 
 このうちプラチナ、ゴールドドライバーは“プロ”とみなされ、LMP2クラス、LM-GTEアマクラスへの出場が制限される。一方でシルバー、ブロンズドライバーは安全上の観点から最高峰のLMP1クラスに参戦することができない。

TOYOTA GAZOO Racingの小林可夢偉(左)と中嶋一貴(右)
TOYOTA GAZOO Racingの小林可夢偉(左)と中嶋一貴(右)

 
 そんなLMP1クラスには中嶋一貴、小林可夢偉というふたりの日本人元F1ドライバーがTOYOTA GAZOO Racingから参戦。同じく元F1ドライバーのセバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソン、WTCC世界ツーリングカー選手権王者のホセ-マリア・ロペスらとマシンをシェアしている。
 
 また、スーパーGT500クラス、スーパーフォーミュラの両カテゴリーでチャンピオンを獲得するなど、日本でお馴染みのアンドレ・ロッテラーは今シーズン、昨年限りで撤退したアウディからポルシェに移籍して参戦中だ。
今季、ポルシェに移籍したアンドレ・ロッテラー(中央)
今季、ポルシェに移籍したアンドレ・ロッテラー(中央)

 
 日本人ドライバーでは一貴と可夢偉のほか、スーパーGT300クラスの優勝経験もある澤圭太が2017年シーズンよりLM-GTEアマクラスにフル参戦を開始。第6戦までに優勝1回、3度の表彰台獲得と参戦初年度から好成績を残している。


関連のニュース