いよいよ10月19日に発売が迫っているPlayStation®4 専用ソフトウェア『グランツーリスモSPORT』。すべてのクルマ好きにとって待望とも言えるリアルドライビングシミュレーターの登場だが、発売日時点での収録車種リストが10月5日に公開されている。
4KやHDR等最新の映像表現に対応し、とてつもなく高精細なグラフィックが再現されているほか、サウンドや新たなアシスト機能、さらにFIA国際自動車連盟とともに“新たなモータースポーツ”として開催されるスポーツモード等、これまでのレースゲームの常識を塗り替えるのは間違いない『グランツーリスモSPORT』。いよいよその発売が近づいている。
市販車はもちろん、各メーカーが作りあげた夢のクルマである『ビジョン グランツーリスモ』まで、さまざまな車種が楽しめるのがグランツーリスモシリーズの特色だが、モータースポーツファンにとってもファン垂涎の車種ラインアップが発売日段階で収録されることになった。モータースポーツ目線で一部を紹介しよう。
■あの2台のLMP1-Hが楽しめる! TS050は可夢偉がセット担当
今回の『GT SPORT』では、これまでシリーズでプレイできなかったポルシェが収録されているのも特徴のひとつ。そしてポルシェと言えば、あの楽しみなレーシングカーをドライブできることになった。ル・マン24時間で三連覇を果たした、ポルシェ919ハイブリッドだ。
そして、そのポルシェとともに2016〜17年と名勝負を展開してきたのが、トヨタTS050ハイブリッド。この2車種が、『GT SPORT』上で楽しむことができるのだ。1000馬力とも言われるハイブリッドプロトをどう扱うかはあなた次第。そして、トヨタTS050ハイブリッドについては、実際のドライバーである小林可夢偉がセッティングを手がけているという。TOYOTA GAZOO Racingのホームページには、山内一典プロデューサーと可夢偉の対談も収録されているので必読だ。
http://toyotagazooracing.com/jp/wec/special/2017/kamaui-kobayashi-play-gran-turismo-sport-01.html
現実のWEC世界耐久選手権では、2台の対決は今シーズン限りが決まっており、10月の富士戦は生で目にすることができるラストチャンスだ。しかしGT SPORT上では、16年仕様車とは言え、2台の走りをずっと楽しむことができそうだ。
また、WECと言えば最新のポルシェ911 RSRが収録されているのも要注目。最新のLM-GTEレギュレーションに合わせて作られたRSRは、実車ではミッドシップレイアウトやその独特なサウンドが特徴的だが、それがどこまで再現されているか。
他にもトヨタTS030ハイブリッド、アウディR18 TDI、プジョー908 HDi FAP、ニッサンGT-R LMニスモ等、近年のLMP1を戦ったマシンがドライブできるだけに、スポーツカー好きにはたまらないラインアップと言えそうだ。