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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.11.10 19:52
更新日: 2017.11.10 19:54

WEC:澤圭太、接触が響き無念の4位。ランキング首位陥落に「これが世界選手権の厳しさか」

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ル・マン/WEC | WEC:澤圭太、接触が響き無念の4位。ランキング首位陥落に「これが世界選手権の厳しさか」

 WEC世界耐久選手権は11月5日、第8戦上海の決勝レースが行われ、澤圭太を擁すクリアウォーター・レーシングの61号車フェラーリ488 GTE(澤/ウェン-サン・モク/マット・グリフィン)はLM-GTEアマクラス4位でレースを終えた。

 澤にとって母国レースとなった前戦富士では、天候悪化の影響で導入されたセーフティカーランがチームにとって不運なタイミングとなったことで惜しくも2017年シーズン2勝目を逃したクリアウォーター・レーシング。

 しかし、チームは同ラウンドでクラス2位に入り、チームランキングではライバルを2ポイント差で逆転し第5戦メキシコ以来となるランキング首位に浮上して第8戦上海を迎えた。

 走りはじめの3日(金)、オーナー兼ドライバーのモクが富士と同様に走り慣れたコースということもあり好走をみせ、エースのグリフィン、そして澤も順調にチェック走行を重ねて初日をクラス3番手で終える。

日本人として唯一LM-GTEアマクラスにフル参戦している澤圭太
日本人として唯一LM-GTEアマクラスにフル参戦している澤圭太

 翌日行われた公式予選ではいつものようにモクとグリフィンがそれぞれアタックを担当。

 20分間のセッションで両名とも自己ベストをマークしていくが、グリフィンが「想定よりもオーバーステア傾向にあった」というマシンバランスが災いしてか、タイムを伸ばしきれず予選はクラス4番手となった。

 迎えた決勝は映画俳優のジャッキー・チェンによるグリーンフラッグ振動によってフォーメーションラップが開始され、現地時間11時にスタートが切られていく。

 予選4番手の61号車フェラーリは澤が第6戦アメリカ、第7戦富士に続いて3戦連続でスタートドライバーを担当。スタート直後に一瞬コースアウトする場面もあったが、すぐに先行する2台のポルシェ911 RSR勢をオーバーテイクし、クラス3番手に浮上した。

グリーンフラッグを振るジャッキー・チェン
グリーンフラッグを振るジャッキー・チェン

 その後はタイヤの摩耗を抑えながら首位を走るアストンマーチン・レーシングの98号車アストンマーチン・バンテージ、2番手のスプリット・オブ・レースの54号車フェラーリ488 GTEを追撃するが背後につくまでには至らず。

 スタートから約1時間、54号車フェラーリに続いてピットに戻った61号車フェラーリは澤からモクに交代。モクはクラス3番手で復帰後、好ペースで54号車フェラーリの背後につける。


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