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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.11.19 14:49
更新日: 2018.09.13 17:59

マカオFIA GTワールドカップ:モルタラのメルセデスが逃げ切り優勝を飾る

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ル・マン/WEC | マカオFIA GTワールドカップ:モルタラのメルセデスが逃げ切り優勝を飾る

 第64回マカオグランプリは11月19日、ギア・サーキットでFIA GTワールドカップの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしたエドアルド・モルタラ(メルセデスAMG・チームドライビングアカデミー)が優勝を飾った。

 前日行われた予選レースでは、オープニングラップにポリスで12台が巻き込まれる多重クラッシュが起きたFIA GTワールドカップ。多くのチームは深夜まで及ぶマシンの修復作業が行われ、クラッシュに巻き込まれたマシンのうち、ランガー・バン・デル・ザンデ(ホンダ・モーター)のホンダNSX GT3を含む6台が戦列に復帰。14台で決勝レースが行われた。

 ただ、この日のマカオは夜半から雨が降っており、朝の路面はウエット。直前に行われたWTCC世界ツーリングカー選手権のメインレースの間にかなり路面は乾いたが、スリッピーなコースとなっていた。

 WTCC同様セーフティカースタートとなった決勝は、スタートでポールスタートのモルタラがターン1でわずかにアウトにはらむも、トップをキープ。一方、アウグスト・ファーフス(BMWチーム・シュニッツァー)がリスボア・ベンドで2番手を守ろうとするも、ラファエル・マルチェッロ(メルセデスAMG・チームグループMレーシング)がヒット。ファーフスは姿勢を乱してアウト側のバリアにわずかに当たってしまう。

 この攻防でマルチェッロが2番手、ファーフスが3番手となるが、その後マルチェッロはトラブルによりピットへ戻り、ファーフスがふたたび2番手へ。一方、後方ではダリル・オーヤン(クラフト・バンブー・レーシング)を先頭とした6番手争いが激化し、ニコ・ミューラー(アウディスポーツ・チームWRT)やダニエル・ジュンカデラ(メルセデスAMG・チームドライビングアカデミー)、そしてバン・デル・ザンデのNSX GT3を含むバトルが展開された。

 このレースは序盤クラッシュなく進んでいくが、6周目、ルーカス・ディ・グラッシ(HCB-ルトロニック・レーシング)のアウディR8 LMSがマタニティ・ベンドでクラッシュ。セーフティカーが提示される。そしてこのタイミングで、マルチェッロとの接触でトランク部分のカウルが外れかかっていたファーフスに、オレンジディスクが提示された。チーム・シュニッツァーはBMW M6 GT3のカウルをはぎ取っただけでコースに送り出すが、最後尾となってしまった。


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