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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2017.12.22 12:07
更新日: 2017.12.22 12:10

アレックス・ザナルディ、BMWとともに2019年のデイトナ24時間参戦を計画

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ル・マン/WEC | アレックス・ザナルディ、BMWとともに2019年のデイトナ24時間参戦を計画

 パラリンピックで4度のゴールドメダリストに輝いた、元北米チャンプカー王者のアレッサンドロ・ザナルディが、BMWとともに2019年のIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップ(WSCC)伝統の開幕戦、デイトナ24時間への参戦を計画。アメリカン・モータースポーツシーンへの復帰を目指していることがわかった。

 2001年にチャンプカーのドイツ・ラウジッツリンク戦での事故で下半身に重大な障害を負いながら、その後も、不屈の闘志でスポーツへの挑戦を通じて自らの可能性にチャレンジしてきたアレックス・ザナルディは、BMWが開発したブランニューモデル『BMW M8 GTE』に特別なドライブ器具を装着する開発作業に参画し、人工下肢によるブレーキングを実現すべく、システムの完成に向けたテストに入るという。

 ザナルディは元F1ドライバーとしてロータス、ウイリアムズなどで活躍。そして北米CARTシリーズでは圧倒的強さで2度の王座に輝き、大怪我を負った2001年以降も、BMWのワークスドライバーとしてWTCC世界ツーリングカー選手権でBMWスペイン・イタリーを運営したROALモータースポーツとともに、BMW 320siなどをドライブし戦ってきた。

 さらにモータースポーツ以外でも、パラリンピックではいくつもの成功を収め、直近のブラジル・リオ五輪ではハンドサイクリングH5部門のTT(タイムトライアル)とロードレースで見事金メダルを獲得。同じく国別対抗でも銀メダルを獲得するなど、依然衰えぬアスリート魂を見せてくれた。

2018年から本格参戦を開始する新型『BMW M8 GTE』
パラリンピックでは4つのゴールドメダルを獲得するなど、50歳を超えてなおアスリートとして活躍するザナルディ
北米でのBMWワークスとして活動するレイホール・レターマン・ラニガンでのドライブとなるか


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