クルマを撮るのに飽きたのかカメラマンにも接近です。この可夢偉さんのフリーダムな行動、チーム内の緊張を適度にほぐし、いい雰囲気にしているように感じます。
こちらはパドックにあるポルシェのホスピタリティですが、昨年仕様のV4エンジンが展示されています。広報写真で見てはいましたが、やはり本物は美しいですね。
一方、こちらはコントロールタワー下のVIP駐車場です。タワーに一番近い場所がACO会長のピエール・フィヨンさんの場所、その隣がFIA会長のジャン・トッドさんの場所です。先日もFIAからのサルト・サーキットでのF1開催の要請を一蹴したACOですが、過去のユノディエールのシケイン設置でのFIAとの確執などからも分かるように、他の団体に干渉されたくない、我が道を行くACOの心意気、ル・マン24時間レースの立ち位置を示しているような気がします。
さぁテストデイ。走行開始です。ホテル・アルボーの前のフラッグポストには犬の置物が走行を見守っています。彼の名前は『トビー』。生い立ちは謎ですが、オフィシャルのオジサンいわく彼と一緒にル・マンのサーキット中を回っているそう。この写真ではカメラ目線ですが、通常はコースを見ています。たまに走行中に振動で落下したりしていましたが、彼も無事に24時間を完走できるよう祈っています。もしこのブログを読んでル・マンに来られる方、彼を見つけたら『トビー』と呼んであげてください。喜ぶと思います。
テストデイ翌日は中嶋一貴さんに時間を頂き、オートスポーツ別冊『ル・マン24時間2016』用の撮影です。私がどうしても行きたかった「あの時」の「あの場所」に一貴さんに案内して頂きました。この模様は7月13日(水)発売の『ル・マン24時間2016』に掲載されます。きっと一貴さんのル・マンへの想い、情熱が分かるページになると思います。どうぞお楽しみに〜。一貴さん、ありがとうございました。
やっと快晴のル・マンです。今日はル・マン24時間 フリー走行1回目の前の最後のチェック走行となるロールアウトがブガッティ・サーキットで行われます。
基本クローズドで行われるテストのため、グランドスタンドにお客さんの姿はありません。各チーム、ピットストップの練習や積み替えたエンジン/ミッションのチェックなどをしていきます。
走行しないチームは車両メンテをします。「マコちゃん」がドライブするポルシェ911 RSRも、身を食べられた干物のようになっています。