2月4日、ACOフランス西部自動車クラブは6月17~18日に開催されるル・マン24時間レースへの参戦権を得た自動招待チームを発表した。
ACOの招待チームとなるのは、前年のル・マンにおいてLMP1、LMP2、LM-GTEプロ/アマクラス優勝を果たしたチームと、前年又は前年度に欧州、アジアで開催されたル・マン・シリーズなどで好成績を収めたチームだ。
2018年も全60台がグリッドに並ぶことになるル・マン24時間の暫定エントリーリストは、2月9日(金)に発表されることがすでにアナウンスされているが、ACOは今回、これに先駆けて計10チームの招待チームを明らかにした。
まず、2017年ル・マンの結果から自動エントリーされたのはLMP2クラスを制したジャッキー・チェン・DCレーシング、LM-GTEプロクラスウイナーとなったアストンマーチン・レーシング、LM-GTEアマクラス優勝を飾ったJMWモータースポーツの3チーム。
この内、ジャッキー・チェン・DCレーシングは2017/18AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズで、JMWモータースポーツは2017ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにおいてクラスチャンピオンを獲得したことから、それぞれ2台ずつのエントリーが許可されている。
また、2017年のル・マンには出場しなかったものの、AsLMSのGTEクラスチャンピオンならびにクラス2位を獲得したFIST-チームAAIも2台分の参戦枠を獲得した。
その他のチームは各1台の出場枠となり、平川亮を擁してELMSのLMP2クラスチャンピオンとなったG-ドライブ・レーシング、同シリーズGTEクラス2位につけたTFスポーツ、LMP3クラスチャンピオンチームのユナイテッド・オートスポーツに加えて、ミシュランGT3ル・マン・カップのタイトルを獲得したイビモータースが欧州勢として招待された。
大西洋を隔てた北米からはIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップを戦う2チームの参戦が決定。同シリーズの最高峰、プロトタイプクラスにLMP2マシンを使用して挑んでいるJDC-ミラー・モータースポーツと、GTデイトナ(GTD)クラスで活躍するキーティング・モータースポーツがIMSAからノミネートを受けて選出されている。
なお、本来はLMP1クラス優勝を達成したチームも招待リストに入ることになるが、昨季のル・マン王者であるポルシェLMPチームは2017年限りでシリーズから撤退したため今季のLMP1招待チームは“該当なし”となっている。
全10チーム、13台分の参戦枠を獲得した2018年のル・マン自動招待チームは以下のとおりだ。